日本学士院は12日、総会を開き、新たな日本学士院長として、2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治名古屋大特別教授(87)を選んだと発表した。元東京大学長の佐々木毅氏(83)の後任で、任期は同日から3年間。
野依氏は兵庫県生まれ。京都大大学院修了後、名古屋大理学部教授や理化学研究所理事長などを歴任。24年から科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター名誉センター長も務める。01年、不斉合成技術の開発でノーベル賞を受賞した。
日本学士院は文部科学省に設置され、学術的発展に必要な事業を行うことを目的とする。学術上、特に優れた業績に対して、恩賜賞や日本学士院賞を授与している。
























