1999年に名古屋市西区のアパートで主婦高羽奈美子さん=当時(32)=を殺害した疑いで逮捕されたアルバイト安福久美子容疑者(69)が事件後、近所付き合いはあまりせず主に市内で生活していたことが13日、関係者への取材で分かった。家族が事件への関与を疑うことはなく、愛知県警西署捜査本部が事件後の暮らしぶりを調べている。奈美子さんが殺害されてから13日で26年。
捜査本部によると、容疑者は事件当時、市内の生活関連商品を扱う会社で事務の仕事をしていた。その後も勤め、同市港区の自宅で夫と息子と暮らしていた。複数の近隣住民は「(容疑者を)見たことがない」と話し、捜査本部も目立った交流はなかったとみている。
奈美子さんは99年11月13日、首を数カ所刺されて失血死した。容疑者は奈美子さんの夫悟さん(69)と高校の同級生だったが、奈美子さんとの接点は確認されていない。捜査関係者によると、逮捕直後は容疑を認めていたが、その後取り調べを拒否している。
























