高市早苗首相は14日の参院予算委員会で、首相や閣僚の給与削減の政府決定を巡り「内閣を挙げて物価高対策をはじめ、さまざまな課題に取り組む決意を示した」と述べ、「身を切る改革」姿勢をアピールした。参政党の安藤裕幹事長は「国民の給料を上げていかなければならない中で逆のメッセージを出している」と批判した。

 安藤氏が経済活性化の観点から、国産の高級服を購入して外交に臨むべきだと提案すると、首相は、削減を決めた首相給与分をもらっても「最高レベルのものは買えない。誕生日プレゼントをお願いします」と答え、笑いを誘った。「物持ちが良いので、15年くらい前の服も引っ張り出してきている」と明かす一幕もあった。