関西の大手私鉄4社の2025年9月中間連結決算が14日、出そろった。大阪・関西万博の来場者や訪日客により利用者が増え、4社全てが増益となった。
阪急阪神HDの純利益は前年同期比5・9%増の538億円だった。万博による阪急・阪神線の利用増加に加え、プロ野球阪神タイガースのセ・リーグ優勝でスポーツ事業も好調だった。
近鉄グループHDは、8・7%増の237億円だった。記者会見した笠松宏行取締役常務執行役員は「百貨店や旅行商品などの売り上げも伸び、利益は当初想定の2倍となった」と強調した。
京阪HDは1・2%増の158億円。新車両の減価償却費が増えたものの、ホテル売却で増益となった。南海電気鉄道は12・2%増だった。
























