石原宏高環境相は14日、就任後初めて東京電力福島第1原発が立地する地元自治体を訪問した。福島県大熊町の吉田淳町長との面会で「地元との信頼関係を大切にし、復興の加速に全力を尽くす」と述べた。双葉町の伊沢史朗町長とも会談し、原発事故に伴う県内の除染で発生した土の最終処分など政府の取り組みを説明した。
除染土などを保管する中間貯蔵施設は両町にまたがり、10月末までに約1418万立方メートルが搬入された。
吉田氏は「スピード感を持って進めてほしい」と要望。伊沢氏は「処分場選定から処分完了までの時間軸が示されておらず、約束が果たされるのか強い危機感がある」と訴えた。
























