コカインを密輸したり、覚醒剤を所持したりしたとして、関東信越厚生局麻薬取締部と東京税関は2日、麻薬取締法違反(輸入)などの疑いで、医師で横浜市の精神科クリニック院長増田章容疑者(44)=川崎市=を逮捕や再逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は何者かと共謀して1~2月、ブラジルから自宅宛てに木製のトレー内部に隠したコカイン約55グラム(末端価格112万円相当)を発送して国内の空港に到着させ、密輸するなどした疑い。

 麻薬取締部によると、東京税関の職員が発見し、10月27日に逮捕。覚醒剤取締法違反(所持)容疑などでも11月17日に再逮捕。東京地検に既に起訴されているとしている。