高市早苗首相がSNSの発信に力を入れている。自身のXに連日投稿し、話題は政策から私生活の悩みまで多岐にわたる。官僚に頼らない「高市節」で、政権運営への理解促進を狙う。一方、台湾を巡る投稿に中国が反発するなど危うさもはらむ。
首相のXのフォロワー数は7日現在で政界トップクラスの240万人超。
物価高を巡る経済対策を決めた11月21日に「不安を希望に変える対策だ」とアピール。10月に来日したトランプ米大統領を「盟友」と呼び、大統領専用ヘリコプター内のツーショットで蜜月ぶりを強調した。
自らの悩みも吐露する。11月上旬、美容院に行けず、自分で髪を切って失敗し「夫に笑われている」とつづった。
投稿が波紋を呼んだ例もある。10月末から韓国で開かれたAPECで、中国の習近平国家主席と控室であいさつを交わす写真を掲載。習氏が笑みを浮かべる姿で、非公式な写真公表に中国側は不快感を示した。
さらに台湾の代表との会談も投稿。台湾代表とは歴代首相も会談しているが、Xでの発信に中国側が抗議する事態となった。
























