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 書名に著者名、そして帯には「静と動をトゥギャザーしようぜ。」というキャッチコピー。「なんのこっちゃ!!」と言いたい気持ちをグッと堪えて眺めると、あれ?この表紙、ルー大柴じゃね? なんか飲んでる。あ、ティー=茶道のこと?……ってな具合で、書店で立ち止まること30秒。ここまで来たら気になってしまって、つい出来心で購入。

 本書は、知らぬ間に茶道・遠州流師範となっていたルー大柴こと大柴宗徹が、お茶を通して学んだ「人生を豊かにするヒント」を紹介しているエッセーだ。

 茶道を始めたきっかけは、タレントとしての今後を案じた、一回り年下のマネジャーから勧められたことだという。意外にも昔気質で頑固な性格、最初は若造からの助言に首を縦に振れなかったそう。そんな彼が茶道の門を叩いたのは、頑固であると同時に、焦りも感じていたからだと語る。

 本書はそんな大柴が茶の道に進んで見えてきた気づきが満載だ。「ティー道で品のある生き方を学ぶ」「美意識が高まると直感が信じられる」「恥をかくことを気にすると何も行動できなくなる」「気持ちに余裕が持てたら人はもっと優しくなる」「オドオドするな ハッタリでいい」「誰に何を言われても『私は私』、である」……。

 正直で、まっすぐ。その上自由で、茶道にまつわるエッセーのはずがミスチルとばったり会った話とか、マネジャーと生活習慣病の専門家と一緒に考えた体操の話とか出てくる。ちょっととっちらかってる感も否めないけど(笑)、特殊な業界に身を置いているはずなのに、普通。その普通さは、親戚のおじさんとお茶を飲みながらおしゃべりをしているように心地よい。とっても純粋な人なのかな。だって、じゃなきゃ「心を整えルー ティーが教えてくれた人生で大切なこと」大柴宗徹・著って、文字で見たらいっこも情報が入ってこないタイトル、付けないよ!!売る気ないのか!いやしかし、その戦略のなさ、好きです。でも一応、長谷部に謝っといた方がいいと思うの。(自由国民社 1300円+税)=アリー・マントワネット

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