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 (C) 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.
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 ロープや安全装置を使わずに断崖絶壁を登るフリーソロ・クライミングの第一人者アレックス・オノルド。その偉業に密着した話題のドキュメンタリー映画だ。昨年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞に輝き、日本でも9月に公開された。

 偉業とは、カリフォルニア州のヨセミテ国立公園にそびえる一枚岩の花崗岩「エル・キャピタン」への登頂で、中でも最大級の難所といわれる約975mのルート“フリーライダー”は、それまでフリーソロでは誰も挑戦した者がいなかった。その前人未到のクライミングを、豊富な登山経験を持つ監督&スタッフたちが何台ものカメラを駆使して捉えた映像は、臨場感満点。しかも、慣れているはずの彼らまでが「見ていられない…」とソワソワし始めて、死と隣り合わせゆえの緊張感を増幅させるのだ。結果が分かっていても、高所恐怖症の人にとっては心臓に悪いことこの上ない。

 加えて、本作の面白さは、そこで終わっていない。オノルドは恋人ができた後、練習中に2度も滑落してケガを負っている。撮影カメラの存在も彼から平常心を奪う。つまり、ロッククライミングの本質やドキュメンタリー映画の宿命のようなものまで、映像に映し出されているのだ。その意味で、高い所が平気な人が観ても十分に怖い映画である。★★★★☆(外山真也)

監督:ジミー・チン、エリザベス・チャイ・ヴァサルへリィ

出演:アレックス・オノルド、トミー・コールドウェル

デジタル配信中、6月15日(月)にNHK BSプレミアムで放送

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