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 (C) 2019 CJ ENM & BRAINSHOWER & JYP PICTURES. All Rights Reserved.
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 2PMのジュノが主演する時代劇だ。演じるのは、朝鮮初となる男の妓生(キーセン)。妓生は日本でいう芸妓や遊女に相当し、妓房で生まれ育ったホ・セクは、美貌と琴や舞などの技芸、巧みな話術で女性たちを虜にする。ところが、そんな自分の魅力に全くなびかない女性に恋してしまい…。

 一見すると、ジュノのアイドル映画だ。同時に、コメディーリリーフ的な相棒が登場し、凸凹コンビが生むバディものの妙味も併せ持つ。だが、この映画の本質は、そのどちらでもない。『二十歳』でも共演したチョン・ソミンが演じるヒロインは、貴族階級。一方、妓生は卑しい身分なので、“身分違いの恋”というメロドラマの構造が核になっている。ただし、ヒネリが利いていて、軽薄なイケメンの純愛を、まるで往年のハリウッドのスクリューボールコメディーのように鼻持ちならない婚約者が邪魔するのである。

 本来はベタなメロドラマのはずなのに、あの手この手と趣向を凝らした笑いの力と、セリフに頼らない視覚=映画の力によって、ラストでは号泣必至! その上、妓生の性別を男に変えるだけでしっかりと現代性も獲得していて、ジュノにも2PMにも韓流にも興味がなかったとしても、間違いなく楽しめる。王道のエンタメ分野においても、韓国映画の水準の高さを見せつけられる。★★★★☆(外山真也)

監督・脚本:ナム・デジュン

出演:ジュノ、チョン・ソミン、チェ・グィファ

全国順次公開中(東京、大阪は6月12日から)

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