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 (C)2018 OFFICIAL SECRETS HOLDINGS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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 イラク戦争開戦前の2003年、イギリスの諜報機関GCHQで働いていたキャサリン・ガンはある一通のメールに怒りを覚えます。そのメールの内容は、NSA(アメリカ国家安全保障局)がイラクに対する軍事行使の票を得るために安保理非常任理事国6カ国の動向を探るべく、国連代表部の事務所や、職員の自宅の通信を傍受することを求めるというとんでもない違法行為。正義感に駆られたキャサリンは、そのメールをコピーし、マスコミにリークし、その後逮捕されました。機密漏えいした彼女が悪なのか、正義なのかは真っ二つにわかれ、「反逆罪」という罪を着させられた彼女の裁判劇を描きます。そして正義を貫いたキャサリンを、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのキーラ・ナイトレイがまっすぐな瞳で演じます。

 「嘘のでっち上げで戦争が始まるのは、許せない」というキャサリンの強さは本当にすごい。この映画は彼女自身の戦いだけではなく、彼女を守るために立ち上がった弁護士、そして熱意に燃えたジャーナリストらの姿も描き出しています。それにしても、政府のご機嫌を伺いながら記事を書かなければいけないという新聞社の姿勢は映画『新聞記者』を彷彿とさせ、どの国も同じなのだなと暗澹たる気持ちに。一方で、そんな状況でも情熱的に曲がったことをきちんと正して国民に伝えようとする記者たちの姿には胸が熱くなりました。

 アメリカが軍事行使するためにどれだけ汚い手段を使ってきたのか。戦争を始めるために、こんなに恐ろしいことが普通に起きているのだから、一体いつ戦争に巻き込まれてしまうかわからない恐怖を感じざるを得ませんでした。★★★★★(森田真帆)

8月28日から全国公開

監督:ギャビン・フッド

出演:キーラ・ナイトレイ、マット・スミス、マシュー・グード

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