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 ソ連からイスラエルに移民してきた声優夫婦がたどる第2の人生を、希望に溢れる感じでもなく、むしろスパイシーに描いた作品です。時は湾岸戦争への緊張感が高まりつつあった1990年。声優として活躍していたヴィクトルとラヤは、希望を胸に引っ越してきたイスラエルで声優の仕事がないという厳しい状況に直面してしまいます。こんなピンチのときに肝っ玉が据わっているのが奥さんで、旦那さんの方はどうしても過去のキャリアが捨てきれず頑固で家の中でいばりちらしているだけ。

 家でも亭主関白な旦那を尻目に、2人でくすぶっていても仕方がない! とラヤは夫に内緒でテレフォンセックスのアルバイトを始めます。最初は抵抗していたラヤでしたが、声優という前職を生かし、様々なキャラクターで男性たちの心を掴んでいきます。仕事に対してもだんだんと楽しそうになり、綺麗になっていくラヤの姿はとても魅力的。一方旦那さんは、声優としての仕事を諦めることができず、違法な海賊版のレンタルビデオ店で吹き替えを入れる仕事を始めます。なんとか始まったイスラエルでの夫婦の生活ですが、だんだんと不満は募っていき、ある事件をきっかけに2人の感情が大爆発してしまいます。この映画は、日本から遠く離れたイスラエルでのお話のはずなのに、なんだか日本にも似ていてつい笑ってしまいました。日本にいてイスラエルの映画ってなかなか観る機会はありませんが、だからこそ観てもらいたい。万国共通な夫婦の様子にきっとクスリと笑ってしまうことでしょう。★★★★★(森田真帆)

12月18日から全国順次公開

監督:エフゲニー・ルーマン

出演:ウラジミール・フリードマン、マリア・ベルキン

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