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 2007年から始まった、新人映画監督を対象としたコンペティションを中心に開催されている田辺・弁慶映画祭。この映画祭からは、毎年多くの才能ある監督たちが輩出しています。この作品は、その映画祭でとても話題になったという作品でしたが、ついに私も本編を見ることができました。いやあすごい!

 この映画、達上空也監督(撮影時の名前は石井達也)の元に彼の元カノから一本の電話がかかってくるところから始まります。2人は映画学校で知り合って付き合うようになり、2年間いっしょに暮らしていたそう。そんな彼女が、ある日2年分の記憶を失ってしまいます。

 元カノは福田芽衣さんという若手監督で、達上監督との関係が原因で心のバランスを崩し、精神科病棟に入院していたのだそう。2人はお互いの生活をカメラに収め続けていましたが、関係が悪化するにつれていつしか映像を撮ることは無くなっていたそうです。

 そんな彼女からの連絡を受けて、達上監督が家に行くと彼女の様子がおかしい。たった2日の間に2年分の記憶を失ってしまったというその姿はとても痛々しいです。そこから監督が、どのように「愛」を持って彼女のドキュメンタリーを撮影したのか、というのが本作のテーマ。いやあ~、若い頃の恋愛ってしんどい。泣いて叫んで、狂って、そんなしんどい恋をまざまざ思い出してトラウマ発動して落ち込みました。一方でお互いを撮影し合う、福田監督も逹上監督も、元恋人同士の関係性も新人類。新人類なようで、昭和のような泥臭さをも感じてしまう2人がしんどくて愛おしくてなんだか羨ましい。同時に若手監督の2人がこれからどんな映画を作っていくのかがとっても楽しみになりました。★★★★☆(森田真帆)

2021年1月8日から全国順次公開

監督:逹上空也

出演:逹上空也、福田芽衣

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