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 MISIA『Life is going on and on』
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 MISIA『Life is going on and on』

 通算13作目のオリジナル。デビュー当時、コアなクラブユーザーから火が付いた彼女が、昨年末に国民的歌番組に出演し感慨深かったが、本作はそうした変化に応じてか、明快な作品となっている。

 インスト1曲を含む全12曲は、元気や未来をテーマとしたエールソングが多い。GReeeeNが作詞・作曲した1曲目のラブ・バラード『アイノカタチ』(TBS系ドラマ『義母と娘のブルース』主題歌)も大きな愛でつつみ込むように聴こえるのはMISIAの卓越した歌唱あってのことだろう。

 中盤の5曲目から10曲目は、17年のジャズ・アルバムの流れを受けホーン隊を起用し、よりパワフルまたはファンキーな感じになっている。

 その中で、米倉利紀が提供した『恋人失格』と『LOVED』がやや異色で、前者は何らかの事情で恋心を素直に伝えられない男性、後者は恋人との別れを回想する男性が主人公だ。ただ、2曲ともアルバム全体の雰囲気により、この後の前向きな物語を予感させる。これもMISIAの声に愛が溢れているからだろう。本作を聴けば、自分の声次第で周囲が元気になることをより強く認識するはず。

(ソニー・3000円+税)=臼井孝

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