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 菅田将暉『LOVE』
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 菅田将暉『LOVE』

 約1年4か月ぶりとなる2ndアルバム。前作は、人気俳優がミュージシャンを演じたような“着せられた”感が少しあったが、本作からは第一線の若手アーティストというオーラを感じさせる。

 全11曲中、米津玄師が詞曲を提供したロッカ・バラードの『まちがいさがし』のインパクトが絶大。「正しくありたい あれない 寂しさが 何を育んだでしょう」など、印象的な歌詞が多く、菅田の少年性を帯びた歌声との相性も良い。

 他にも、石崎ひゅーい詞曲でピュアな恋心を綴った『クローバー』を、秋田ひろむ詞曲で反骨精神に満ちた『ロングホープ・フィリア』など、様々な楽曲を提供されているが、どれも若者のリアル感が伝わる。あいみょんが提供し共に歌った『キスだけで』では、恋人同士のまどろみを赤裸々に表現し、新たな一面も見せている。

 それでいて、菅田作詞(または作詞・作曲)の楽曲も多彩で面白い。超高速ロックの『ドラス』では、パンキッシュに鬱積した感情を吐き出したかと思えば、続くカントリー調の『つもる話』では、喫煙所での何気ない心情を歌うなど楽曲の幅が広い。また、『あいつとその子』では、恋心を字面通り綴る一方で、『ベイビィ』では、「その大きな手で 小さな朝を迎えに」など隠喩表現を多用する。俳優ならではの映像的な言葉遣いも多く、要注目だ。

 本作を聴けば、近くにいる若い世代について共感できる出来事が少しずつ増えるはず。

(ソニー・通常盤 2963円+税)=臼井孝

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