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 2014年に大阪で結成した4人組バンドの4thミニアルバム。CDショップ大賞2020の関西ブロック賞を受賞し、本作での飛躍が大いに期待されたが、コロナ禍でライブやプロモーションが大幅に制限されてしまったので、せめて“名盤”として紹介しておきたい。

 全6曲は、90年代から現代までのJ-POPヒット曲集かと思うほど華がある。TUBE風の熱いギター演奏と、スキマスイッチのポップさが加わったような『Dancing Dead』、Official髭男dism風のピアノロックと小悪魔的な描写が痛快な『可愛い子にはトゲがある?』、フォーク調の女性目線があいみょんを想起させる『ラブソングはいらない』、そして『東京無理心中』はback numberの楽曲の主人公がさらに思いつめた感じだろうか。

 節操がないと言われるかもしれないが、相当な数のヒット曲を自分なりに考察した結果ではないかと感心する。そのポップなバンド演奏からポルノグラフィティぽくもあるし、器用な部分は今旬のMrs.GREEN APPLEに似た魅力も感じる。

 様々なヒット曲風でありつつも、親しみやすい空気が流れているのは、全曲の作詞・作曲を手がける長谷川海の歌声が優しく押しつけがましくないからだろう。また、半数が女性言葉で歌われているのもそれを増幅している。特に、爆発しそうな恋心を疾走感のあるギターロックに乗せた『グッデイ、グッナイ』は、ライブでも大いに盛り上がりそうだ。

 本作を聴けば、狭い知識で相手を批判するよりも、幅広く学ぶことが、結果として多くの人に繋がりうると、自らの励みになるはず。

(Ladder Records・1636円+税)=臼井孝

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