途方に暮れる住民 土砂崩れ被害の神戸・篠原台
2018/08/06 15:29
土砂の後片付け作業に追われる住民ら=8日午前10時42分、神戸市灘区篠原台(撮影・後藤亮平)
6日夜に土砂崩れが起きた神戸市灘区篠原台地区では8日、住民らが軒先にたまった土砂をスコップでかき出す片付けや、家の中から荷物を出す作業に追われた。狭い生活道路が土砂で埋もれたため、車で買い物に行けなかったり、仕事ができなかったりと、住民は途方に暮れていた。
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配送業を営む男性(64)は自宅の駐車場に止めた車が出せず、仕事ができない状態が続いているという。「(配送の)予約をずっとキャンセルしている。これが1、2週間も続けば生活ができなくなる」と悲愴(ひそう)感を漂わせた。
流木が自宅の玄関や壁を突き破ったという男性会社員(35)は「1階の床半分が土砂で埋まった。自宅内の土砂をかき出すだけでも大変で、道路の土砂はとてもじゃないが処理できない。早急に行政に動いてほしい」と話した。(村上晃宏)