「肝心なときに使えない」河川監視カメラサイトつながりにくく
2018/08/06 15:38
河川監視カメラシステムのトップページ
大雨により兵庫県内各地の河川が増水したのを受け、河川の現状を画像で確認できる同県のサイト「河川監視カメラシステム」にアクセスが集中し、閲覧しにくい状態が続いた。インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」には、「肝心なときに使えない」「サーバーを増強して」などのコメントが並んだ。
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同サイトでは、地図上の地名をクリックすると、その地域を管轄する県の土木事務所のページにつながり、河川監視カメラの画像をリアルタイムで見ることができる。
県河川整備課によると、1日10万アクセスを超えると、サーバーがダウンしやすくなるという。雨が降り始めた5日午前からつながりにくくなり、6日になっても改善されない状態が続いた。
同サイトは2015年7月の台風11号の際にも閲覧できなくなった。県はアクセスの分散を図るため、今年5月、ネットサービス大手ヤフーと協定を締結。同社のウェブサイトからも、河川監視カメラの画像を見られるようにしたが、その効果が発揮されなかった格好だ。同課も「今後さらに対策が必要」と認める。
また、NHKのデータ放送でも同じ画像が閲覧できるといい、県は「文字情報も含め、さまざまな方法で情報収集してほしい」と呼び掛けている。(那谷享平)