北播ブロック 小野東、6年ぶり頂点。自由が丘も本大会へ

2019/06/17 15:31

投打で質の高さを見せた小野東スポーツ少年団

 神明あかふじ米・第32回兵庫県ジュニア軟式野球選手権(県軟式野球連盟、神戸新聞社主催)北播ブロック大会の準決勝と決勝が2日、加西市玉野町のアラジンスタジアムであった。決勝は小野東スポーツ少年団(小野市)が9-2で自由が丘レッドファイターズ(三木市)を下し、6年ぶりの頂点に立った。両チームは7月20日から始まる本大会に出場する。(大橋凜太郎) 関連ニュース 秋季近畿高校軟式野球が11月9日開幕 兵庫大会Vの育英は耐久(和歌山)と初戦 兵庫県中学新人軟式野球、陵南V 鷹匠に4-3で競り勝つ   軟式野球・兵庫県中学新人大会が開幕 鷹匠、西淡、網干、陵南が4強入り


▼小野東 3試合で37得点 目指せ本大会V
 3試合で圧巻の37点を奪い、失点はわずか2。小野東スポーツ少年団が投打で圧倒して栄冠を手にした。特に攻撃では相手のミスを見逃さず、次の塁を陥れる走力、打球を転がす進塁打や要所の適時打といった打力が光った。
 象徴は決勝、0-0の三回だった。下位打線から単打と盗塁で得点圏に走者を進めると、相手のエラーを絡め、連続四球と内野ゴロで3点を先行。さらに、2死から5番長谷川準泰(じゅんだい)選手は2点適時打を放ち、この回一挙5得点で流れを引き寄せた。
 投手陣はバックの堅守にも支えられ、イニング制限がある中で準決勝、決勝は2人ずつの継投が決まった。3戦連続で先発した常深俊介選手は緩急をつけて打たせて取り、すべて無失点と好投した。
 試合展開に一喜一憂しない精神面の安定ぶりも際だった。捕手の長谷川選手は決勝のマウンドにも立ち、「全然緊張しなかった」といい、最後を締めた。
 見据えるのは、本大会優勝だ。笹岡想絆(そうき)主将は「守備をもっと堅くして、打って打って打ちまくる野球をしたい」と意気込んだ。

 ▽準決勝
八千代少年野球クラブ
000 00=0
212 11=7
小野東スポーツ少年団
(5回コールドゲーム)
(八)笹倉-藤原(小)常深、依岡-長谷川▽三塁打 笹岡、英賀(小)▽二塁打 宮内(八)

西脇ワイルドキッズ
000 000 0=0
100 011 X=3
自由が丘レッドファイターズ
(西)早瀬-見坂(自)間嶋-山河▽二塁打 有馬、長谷川煌(自)

 ▽決勝
自由が丘レッドファイターズ
000 010 1=2
005 301 X=9
小野東スポーツ少年団
(自)山河、長谷川煌、山河、長谷川煌、山河、絹川-間嶋(小)常深、長谷川-長谷川、常深▽本塁打 笹岡(小)▽二塁打 長谷川煌、福岡(自)

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