あかふじ米軟式野球 摂丹大会最終日 篠山少年野球団 打線爆発 12年ぶりV
2021/05/17 18:46
一回、適時打を放った柏原スターズの原田宗祐選手
○…勝ち進むたび地力の強さを発揮し、決勝に進んだ篠山少年野球団。強打に足を絡めて試合を有利に展開し、12年ぶりの頂点を手にした。チームのモットー「笑顔で全力プレー」を胸に、9年ぶりの本大会に臨む。
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一回表、勝村孝純選手(6年)が先頭打者本塁打を放つと、続く今北来明選手(同)、竹見倖成選手(同)らも盗塁などを重ね、3得点を挙げた。竹見選手は「仲間がつないでくれると信じて、いい流れを作れた」と振り返る。
堅守も光った。中井崚貴中堅手(同)は「外野に飛ばす選手が多かったが、焦らず抑えられた」。チームの失策はわずか一つだった。
練習試合では負けることが多かった相手に8点差の快勝。新型コロナの影響で、市外のチームとはあまり練習試合ができなかったが、気持ちを切らさず攻守を磨いてきた。本大会に向けて波多野一翔主将(同)は「不安より絶対勝つという気持ちが強い。みんなで声を出して全勝したい」と力を込めた。(喜田美咲)
▼柏原スターズ 「つなぐ野球」へ決意
〇…「仲間を信じて全員野球」をスローガンに、丹波市大会を1位で突破し、摂丹ブロック大会決勝まで勝ち進んだ柏原スターズ。先制された後は反撃に転じたものの、相手に追加点を許し、ペースをつかむことができなかった。
初回に3点を取られた後、原田宗祐選手(6年)が「点を返して追いつこう」と思いを込めて適時打を放ち、1点を返した。しかし二、五、六回と失点を重ねた。攻撃の場面では、相手の堅い守りを崩すことができなかった。
方山大翔主将(同)は「ピッチャーを守れなかった。チャンスを大事にできなかった」と唇をかみ、「守備力を上げてエラーをなくし、つなぐ野球をしたい」と決意を新たにしていた。(川村岳也)