東播ブロック 明石ボーイズJr初V 創部8年目 1点追う最終回に逆転 準優勝・稲美エンジェルス 一挙6得点の猛攻及ばず
2022/05/23 12:14
自慢の打撃で初回から4得点の猛攻を見せた明石ボーイズJrの打線=いずれも日岡山公園野球場
「神明あかふじ米第34回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会東播ブロック大会」(県軟式野球連盟、神戸新聞社主催)の決勝が21日、加古川市加古川町大野の日岡山公園野球場であった。明石ボーイズJr(明石市)が、稲美エンジェルス(稲美町)を10-7で破り、創部8年目で初優勝。両チームは7月30日、G7スタジアム神戸(神戸市須磨区)で開幕する本大会に出場する。(千葉翔大)
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両チームで計8本の長打が飛び出した乱打戦は、明石ボーイズJrに軍配が上がった。明石は初回、先頭打者が出塁すると後続も続き、6番の久保龍聖選手によるランニング本塁打などで一挙4点を先制した。
序盤から劣勢に立たされた稲美エンジェルスは四回、打線が爆発した。3番打者から四球や安打など打者一巡の猛攻で、6点を奪って逆転。外角低めの球を振り抜き右中間へのランニング満塁本塁打を放った1番俵原(たはら)大和選手は、「みんなが回してくれたチャンス。何とか得点につなげたいと思った」と振り返る。
週末の2日間に加え、平日3日間に約6時間の練習を積んできた明石ナイン。楠田雄一監督代行(43)が「練習量が自信につながっている」と語るように、選手たちは冷静だった。逆転を許した直後の五回は、3番の楠田凌大(りょうた)選手、4番北野拓海選手の長打で同点に。1点リードされて迎えた最終回には、再び2人がそろって適時打を放ち4得点し、試合を決めた。
打線を引っ張った両選手。先発投手も務めた楠田選手は「四球を出してしまったのが反省点」とし、「ピンチの場面では気持ちで一歩も引かずに、本大会は優勝を目指す」。2本の二塁打を含む3安打の北野選手は「本大会でも打撃でチームに貢献したい」と前を見据えた。
▽決勝
明石ボーイズJr
400024│10
000610│7
稲美エンジェルス
(明)楠田、北野、楠田-久保(稲)山室、日置-北岡▽本塁打 久保(明)俵原(稲)▽三塁打 楠田(明)▽二塁打 北野2(明)小谷、中井、山室(稲)