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尼崎JR脱線事故

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 乗客106人が死亡した2005年の兵庫県尼崎JR脱線事故で、JR西日本が検討している事故車両の保存計画の詳細が22日、明らかになった。JR西が遺族や被害者に計画の説明を始めた。損傷が激しく、復元が困難な1~4両目は部品ごとに裁断し、原形をとどめている5~7両目はそのまま保存する。運転席の一部も元の形を残しており、そのまま保存する。

 保存用の施設を大阪府吹田市の社員研修センターの敷地内に2024年秋までに整備する。JR西は遺族らの意見を踏まえ今年11月ごろに説明会を開く。

 関係者によると、7両編成だった事故車両の1~4両目は事故時の衝撃や、救出作業に伴う裁断などで復元が困難な状態で、可能な限り部品ごとに整理し、施設内の棚に入れて保存。5~7両目は元の車両の状態が保たれているとして裁断せず、連結された元の状態で保存する。1両目の運転席の一部は一定程度元の形をとどめており、棚に入れずに台などに載せる。

 施設は、広さ約1500平方メートル、高さ約7メートルとする見込み。地下には安全教育施設を整備し、列車が衝突したマンションの実寸大の模型を設置する見通し。遺族らが施設を訪れることができるようにする方針だが、一般公開については賛否が分かれており、JR西は慎重に検討を続ける。

 遺族の80代女性は「折れ曲がった車両は写真で見ても、現実のものとは考えられないと思う。現物を見て、事故の大きさを広く知ってもらいたい」と話した。

2021/7/23
 

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