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幻の酒米「白玉」復活 加西の富久錦が初醸造へ

2020.10.13
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順調に育つ「白玉」の穂と岩佐尚宣さん(左)、稲岡敬之さん=加西市豊倉町

順調に育つ「白玉」の穂と岩佐尚宣さん(左)、稲岡敬之さん=加西市豊倉町

 明治、大正期に広く西日本で作られていた酒米「白玉」を復活させる取り組みが兵庫県加西市で進んでいる。農事組合法人「豊倉町営農組合」(加西市豊倉町)が種を取り寄せて約5年かけて増やし、ようやく今年、酒造に使える分量を確保した。協力してきた富久錦(同市三口町)が白玉を100%使って初めて醸造する。(小日向務)

 白玉は、酒通の中で人気を誇る酒米「山田穂(やまだぼ)」「雄町(おまち)」などを輩出したとされる品種。江戸時代に栽培が始まったとされ、灘五郷で使われていたとの記録もある。山田穂は、現在の主流品種「山田錦」も生んでいる。