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繁忙期一転、酒店から悲痛の声 秋祭りが神事のみで注文激減

2020.10.20
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秋祭り縮小の影響を語る酒店「やまもと屋」の山本富昭さん=姫路市網干区北新在家

秋祭り縮小の影響を語る酒店「やまもと屋」の山本富昭さん=姫路市網干区北新在家

 新型コロナウイルスの影響で兵庫県姫路市内の大半の秋祭りが神事のみとなり、地域の酒店が打撃を受けている。祭りに合わせ、あちこちで酒が飲み交わされるこの時期は繁忙期となるはずが、今年は屋台練りの取りやめなどで親族や友人らが集う場は失われた。祭りへの思いがひときわ強い市南部でも注文は激減し、店主らは「正直しんどい状況だ」と悲痛な声を漏らす。(田中宏樹)

 「いつもなら正月や盆よりも祭り時期の方が忙しいんだけど…」。松原八幡神社(同市白浜町)の楼門前にある山田酒店の店主・山田陽一郎さん(59)が声を落とした。陳列棚には氏子地区の屋台の写真をあしらった日本酒の一升瓶が並ぶ。「今年はこれも売れていない。祭り関係の注文はほとんどなかった」と表情を曇らせる。