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事業継承編 第2部

酒類卸 光明兼光本店(2)規制緩和で量販店取引失う

2019.01.05
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酒類の倉庫内を見回る内海淳社長。かつて商品を棚から出し入れするアルバイトで汗を流した場所だ=姫路市飾磨区(撮影・大森 武)

酒類の倉庫内を見回る内海淳社長。かつて商品を棚から出し入れするアルバイトで汗を流した場所だ=姫路市飾磨区(撮影・大森 武)

 「夏だ ビールだ アルバイトだ」。1992年7月、内海淳(22)=当時=は龍野市(現たつの市)の自宅で、短期バイトの募集広告に目を奪われた。酒類卸の光明兼光(こうみょうかねみつ)本店(姫路市)の倉庫で、出入荷されるビールなどを棚から出し入れする仕事だった。

 「まっとうに汗でもかかなければ」。内海は学校にも行かず、仕事もせずに、家でぶらぶらしていた。龍野高校を卒業後、東北大学経済学部に進んだが、難解な講義についていけず、入学してから1カ月ほどで教室から足が遠のいてしまった。所要の単位を取得できず、留年が決まった4年生のときに中退。郷里の龍野に戻っていたのである。

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