ひょうご経済プラスTOP キーパーソン オオムラサキ繁殖8年

キーパーソン

オオムラサキ繁殖8年

住友ゴム工業市島工場・工藤浩さん

2019.07.04
  • 印刷
住友ゴム工業市島工場・工藤浩さん

住友ゴム工業市島工場・工藤浩さん

 準絶滅危惧種の国蝶(こくちょう)オオムラサキを育成する住友ゴム工業市島工場(兵庫県丹波市)で、今年も6月に羽化が始まった。近年は激減していた羽化率が約60%に達し、世話をする工藤浩さん(58)は「うれしいの一言」とほほ笑む。

 同工場は2007年から、構内緑化の一環で幼虫の餌となるエノキを育てる。工藤さんは11年にケージを建てて幼虫を放ち、丹波の森公苑、兵庫丹波オオムラサキの会の助言を受けながら、8年間で683羽を羽化させた。害虫駆除や餌やりなどをし、「感動し、初心に返れる」という羽化の瞬間を毎年心待ちにする。