新たな成長事業に挑戦
東洋機械金属・田畑禎章社長
入社半年後に中国・上海、香港に出張して以来、一貫して海外事業に関わってきた。社内で初の海外駐在員である。最初に赴任した香港で足かけ9年間を過ごした。中国全土を巡り、「知り合いの知り合い」といった縁をたぐり寄せて商売につなげた。
昨年4月には自ら主導してアジア開発部を設置した。ミャンマーやラオスなどの途上国に、プラスチックの射出成形機や金属製品を製造するダイカストマシンを売り込む。ターゲットは現地の企業で、すでにバングラデシュでは大手財閥メーカーに製品を納入した。