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地元で働く ひょうご企業探訪2016

(1)ファミリア(神戸市中央区)
保育参入で差別化図る

2016.07.20
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岡崎忠彦社長(左)に話を聞く関西学院大3年の畑中初音さん(中央)と北川英太郎さん=神戸市中央区磯上通4

岡崎忠彦社長(左)に話を聞く関西学院大3年の畑中初音さん(中央)と北川英太郎さん=神戸市中央区磯上通4

親子でファンも多いファミリアのベビー・子ども服=神戸市中央区元町通1

親子でファンも多いファミリアのベビー・子ども服=神戸市中央区元町通1

 昨年に創業65年を迎えたベビー・子ども服の製造販売会社。着心地などにこだわり抜く服作りに加え、昨春から参入した保育事業を中心に、出産や子育て支援にも力を入れ、存在感を高める。

 -ファミリアの強みは何ですか。

 「原画から絵を描き、糸選びや縫製にもこだわって、『まじめすぎる』といわれるぐらいの服作りをしていることです。少子化や個人消費の低迷で競争が激しくなる中、ブランド力を保つことが課題。特売をやめるなど、安売り合戦に巻き込まれない販売戦略もその一環です」

 -保育事業に参入したのは、なぜですか。

 「服に限らず、さまざまなコンテンツを提供するためです。保育所では、服の着こなしを教える“服育”に取り組んでおり、当社だからこそできるサービスで差別化を図るつもりです。ファミリアの製品に触れてもらう機会になるため、既存事業との相乗効果も見込まれます」

 -海外での事業展開を教えてください。

 「中国では現地の通販サイトと提携し、すでに販売を始めています。英国では服を販売するだけでなく、産婦人科医院と手を結び、妊婦向けの出産・育児セミナーを模索中。新しい切り口で消費者との接点を作り、世界で最も愛されるベビー・子ども服関連企業でありたいです」

 -求める人物像は。

 「前向きで、打てば響く人。保育事業もそうでしたが、社員の意見を尊重しています。『子どもの可能性をクリエイトする』視点で、赤ちゃんや子ども、家族が笑顔になれる未来を考えられる人と一緒に働きたいですね」(まとめ・井上太郎)

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 兵庫県内の中小企業と大学生の就職マッチングを支援する「Mラボ事業」の一環として、学生と一緒に企業を訪ね、経営者にインタビューしました。就職活動の参考にしてください。

■先輩社員の声■

 西部総務人財課 窪田裕衣(ゆい)(24) 長年親しまれている子ども服だけでなく、保育所を開いたり、海外に展開したりと、新しいことにも挑んでいます。採用面接で家庭的な社風を感じましたが、入社後もその印象は変わりません。働きやすい雰囲気です。

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 従業員806人。2016年1月期の売上高は119億9200万円。国内に約120店。主に赤ちゃんから小学生までの洋服や雑貨を扱う。15年度の採用は35人(うち女性34人)。神戸市中央区磯上通4の3の10。TEL078・291・4567