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大和工業 代表取締役社長・小林幹生氏

2018.07.01
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小林幹生氏

小林幹生氏

姫路市にあるヤマトスチール・大和軌道製造の工場

姫路市にあるヤマトスチール・大和軌道製造の工場

■海外事業さらに発展を

-会社の強みは。

 大和工業は、1944年に鉄道軌道用品メーカーとして創業。その後、鉄スクラップから鋼材を作る電炉メーカーの事業もスタートし、80年代後半から海外展開を進め、現在は米国、タイ、韓国、バーレーン、サウジアラビアに拠点が広がっています。グループ会社のヤマトスチールで製造する形鋼は、東京五輪関連や首都再開発案件の建設工事のほか、リニア新幹線などの土木工事でも使われています。多様な形鋼品種・サイズを1ミル1ラインで製造するヤマトスチール(姫路)の工場の技術は世界に誇れます。兵庫県立大学との産学協同で、自動計測装置による圧延工程の安全性・生産性の向上にも取り組んでいます。

 大和軌道製造(姫路)では鉄道用の分岐器・新幹線の脱線防止ガードなどを製造しており、鉄道輸送の安全に貢献しています。

-鉄鋼メーカーの中でも海外事業の比率が突出しています。

 グループ全体の収益のうち約7割が海外です。米国では同国トップの鉄鋼メーカー・ニューコア、タイでは同国最大の企業であるサイアムセメントをパートナーに、強固な信頼関係のもと事業を継続・拡大しています。海外拠点で最新の技術・設備に触れることができるのも当社グループの強みです。この4月からは米国のグループ会社から姫路に技術者を受け入れ、今後グローバルに技術者の交流を進めていこうと考えています。

-昨年、36年ぶりに社長が交代。

 私の使命は、井上会長が築いてきたグループの地盤をさらに強固にすることです。まずは姫路に拠点を置くグループ会社の組織のあり方や技術伝承を含めた人材育成など、足元の基盤をしっかりと固めます。その上で、海外において既存事業を発展させつつ、鉄鋼事業と同様に軌道用品事業も含めた新たな展開を狙っていきます。

〈法人概要〉

所在地 〒671-1192 姫路市大津区吉美380番地

TEL079・273・1061

設 立 1944年

事業内容 鉄鋼・重工・軌道用品事業

資本金 79億9669万円

売上高 1421億3600万円(2017年3月期、連結)

従業員数 1695人(17年9月30日現在、連結)

関連会社 国内=ヤマトスチール、大和軌道製造、大和商事ほか、海外=ニューコア・ヤマト・スチール(米国)、サイアム・ヤマト・スチール(タイ)ほか韓国、中東

ホームページ http://www.yamatokogyo.co.jp