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商品開発用キッチンの隣にある部屋で、宿題に取り組む児童=神戸市中央区海岸通5、ケンミン食品(撮影・秋山亮太)
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商品開発用キッチンの隣にある部屋で、宿題に取り組む児童=神戸市中央区海岸通5、ケンミン食品(撮影・秋山亮太)

商品開発用キッチンの隣にある部屋で、宿題に取り組む児童=神戸市中央区海岸通5、ケンミン食品(撮影・秋山亮太)

商品開発用キッチンの隣にある部屋で、宿題に取り組む児童=神戸市中央区海岸通5、ケンミン食品(撮影・秋山亮太)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校が2週目に入った。企業では、在宅勤務を拡充させる動きが目立つ中、子連れ出勤を認める職場も出てきている。利用する従業員は「邪魔にならないか」と気兼ねしつつも、預け先がないのが実情。先の見えない事態の中で、企業側も試行錯誤を続ける。(末永陽子、大島光貴)

 ビーフン製造最大手のケンミン食品(神戸市中央区)は3日から、本社や工場などで子連れ出勤の受け入れを始めた。本社では、打ち合わせに使うミーティングルームを開放。子どもたちは自習やゲーム、テレビ鑑賞など自由に過ごす。

 営業事務の女性(39)の小学3年の息子(9)は学童保育を利用しておらず、兵庫県相生市にある夫の実家に預けることが決まったものの、それまで仕事を休むべきか迷ったという。

 「会社に迅速に対応してもらって本当に助かった。同僚の理解にも感謝しかない」と笑顔を見せる女性。高村祐輝社長(37)は「在宅でできない仕事も多い。従業員が安心して働けるよう柔軟に対応したい」と話す。

 医療・介護・保育サービスを展開する日の出医療福祉グループ(加古川市)は、高齢者施設や診療所などで働く職員の子どもを稲美町内にある所有ビルの一室で受け入れている。

 対象は小学生で、6日までに2人が利用した。ボランティアや保安員らが見守り、児童たちは自習や読書をして過ごしたという。担当の本岡信哉さん(47)は「子どもを祖父母に預けている職員もいるが、限界がある。今後利用が増えていくだろう」とみる。

 家事代行サービスのベアーズ(東京)は、本社と全国5支店で、小学生を対象に子連れ出勤制度を実施。神戸支店(神戸市中央区)でも、空いている会議室や研修スペースにフロアマットを敷き、同社で働くシッターらが対応する。

 一方、在宅勤務や子連れ出勤などを正社員に限る企業もあり、非正規からは「不公平」との声も上がる。

 尼崎市の女性(43)が働く大阪市のIT企業では、正社員や契約社員のみ在宅勤務が認められている。女性ら派遣社員には、時短勤務や時差出勤が推奨されるのみだ。

 小中学生の子ども2人は預け先がなく、友人同士で協力し合っている。女性は「『国難』といわれる緊急事態でも、こんな格差があるなんて」と憤る。

2020/3/9
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