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臨時休校の延長を受け、感染予防や悩み相談を呼び掛ける兵庫県教育委員会のLINE相談窓口=兵庫県庁
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臨時休校の延長を受け、感染予防や悩み相談を呼び掛ける兵庫県教育委員会のLINE相談窓口=兵庫県庁

臨時休校の延長を受け、感染予防や悩み相談を呼び掛ける兵庫県教育委員会のLINE相談窓口=兵庫県庁

臨時休校の延長を受け、感染予防や悩み相談を呼び掛ける兵庫県教育委員会のLINE相談窓口=兵庫県庁

 「何をしたらいいのか分からない」「ずっと家にいるのがしんどい」-。新型コロナウイルスの感染拡大によって大半の小中学校や高校で臨時休校の解除が見通せず、子どもたちから不安やストレスを訴える声が上がり始めている。兵庫県教育委員会が開設する無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使った相談窓口には連日、突然の休校に戸惑う投稿が寄せられている。(前川茂之)

 県教委は臨時休校措置に合わせ、普段は夜間のみだった「ひょうごっ子SNS悩み相談」の受け付けを平日に限って正午から午後8時半までに延長。一斉休校に入る前、2月の1カ月間の相談件数は79件だったが、3月に入ると3~16日の2週間で63件に上った。

 相談内容の内訳は、友人関係が20・6%と最も多く、いじめ14・3%▽学業・進路関係11・1%▽家庭関係11・1%-と続いた。

 2月に比べると学業と家庭関係が増えているのが特徴で、中学3年生などの受験生は「入試前なのに勉強を見てくれる人がいない」と切実に訴える。このほかの児童生徒からも「卒業式の練習ができない。うまくできるかが不安」「けんかしたタイミングで休校に入ってしまった。どう仲直りしたらいいのか」といった悩みが届く。

 相談は中学生が47・6%、高校生が25・4%とスマホ世代が多く、小学生は20・6%だった。約7割を女子が占めた。県教委義務教育課は保護者に「休校中は子どもたちの会話はこれまで以上にSNSが中心になる。より注意して見守ってほしい」と呼び掛ける。

 一方、文部科学省は児童生徒に対して適度な運動が大切という考えを示す。2月28日に休校期間中は基本的に自宅で過ごすよう通知したが、3月に入り、健康維持やストレス解消のため、「日常的な運動を安全な環境で行っていただきたい」との見解を出した。

 臨時休校中の子どもの「心のケア」は、2009年の新型インフルエンザの発生でも課題だった。学校生活から切り離されてストレスがたまったり、規則正しい生活ができなくなったりした生徒が増えたという調査結果もある。

 感染症対策に詳しい関西福祉大(赤穂市)の勝田吉彰教授(渡航医学)は「公園の遊具やドアノブなど、よく触る場所を消毒すれば、風通しのよい屋外の感染リスクは低いと考えられる。必要以上に子どもを閉じ込めないようにすべきだ」と指摘する。

■東日本大震災の被災地支援活動を続ける認定NPO法人「西神戸トラウマカウンセリングルーム」(神戸市西区)の大上律子理事長の話】東日本大震災で、子どもたちが抱えた問題と共通点がある。福島県では原発事故の影響で子どもが外で遊べなくなった。ゲームに熱中して昼夜が逆転し、学校の再開後も不登校の子がいた。今回も受け皿がないままの休校措置で、子どもにしわ寄せが出ている。大人が外に連れ出してやることが大事だ。

2020/3/18
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