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国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)
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国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 日本透析医会、日本透析医学会は全国で70人の透析患者が新型コロナウイルスに感染し、6人が死亡していることを明らかにした。感染した透析患者は死亡リスクが高く、治療の特殊性から病院内にクラスター(感染者集団)を発生させかねないため、兵庫県透析医会などはコロナ専門病院の設置や、透析患者は無症状や軽症でも入院させるよう求めている。近く県と神戸市に嘆願書を提出する。(中部 剛)

 日本透析医会などは4月10日から1週間ごとに感染者数を公表。同日は31人だったが、5月1日には計70人に増加した。近畿でも8人が感染し2人が死亡。兵庫県でも複数人の感染が確認されているという。

 透析患者は健康な人より免疫力が低く、感染すると重症化しやすいとみられる。だが、週3回、医療機関で人工透析を受けなければならず、市中感染が増える中、通院による感染を懸念。全国の感染者数に対する死亡者数は3%程度だが、透析医会などのデータでは感染した透析患者の死亡は8・6%と高い。

 感染した後も透析治療が続くため、病院内の移動が多く、新たな感染を引き起こす心配もある。実際、神戸市立医療センター中央市民病院では透析患者や医療スタッフを含む集団感染が起きている。

 そこで県透析医会、NPO法人「兵庫県腎友会」、県難病団体連絡協議会の3者は県と神戸市に対し、3点の対応を求める嘆願書を提出する。①透析患者、透析医療スタッフを早期診断のためのPCR検査実施②感染が確認されれば無症状、軽症でも入院。透析患者に対応できる医療機関の設定③透析患者に限らず、コロナ患者対応の専門医療機関の設定。

 全国の慢性透析患者は約34万人で、兵庫県内で約1万4千人。県透析医会災害対策委員会の赤塚東司雄委員長は「一日たりとも猶予がない」と危機感を募らせ、県腎友会の浅野兵庫事務局長も「感染経路が分からないケースが増えており、透析患者は不安を抱える。コロナで命を落とす危険性も高く、早期の対応を求めたい」と話している。

2020/5/3
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