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自作の横に立つ清川あさみさん=美術館「えき」KYOTO(2017年1月)
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自作の横に立つ清川あさみさん=美術館「えき」KYOTO(2017年1月)

自作の横に立つ清川あさみさん=美術館「えき」KYOTO(2017年1月)

自作の横に立つ清川あさみさん=美術館「えき」KYOTO(2017年1月)

 写真に刺繍(ししゅう)を施し、独自の幻想的な表現世界を築く美術家清川あさみさん(兵庫県南あわじ市出身)。コロナ禍で外出できない人々に向け、動画投稿サイト「ユーチューブ」内に、公式チャンネル「Culture Room by Asami Kiyokawa(カルチャー・ルーム・バイ・アサミ・キヨカワ)」を新設した。制作の舞台裏や過去の展覧会の様子を動画で紹介。女優大島優子さんら友人の協力を得ながら、「今日を生きよう、明日に対して希望を持とう」と発信する。

全国で千を超える美術館・博物館や資料館などの施設が休館に。画廊も多くが閉じられた。

 私も個展が延期になりました。でも知り合いのクリエーターたちは閉じこもっている間、ものすごく作っています。創作意欲がふつふつとわいているのでは。今、自分に何ができるだろうと考え、公式チャンネル開設を早めました。一番の目的は「みんなにアートで心に栄養を」ということ。不安な人たちへ希望や光を届けたい。

コンテンツは、脳科学者茂木健一郎さんらとの対談・インタビューのほか、柱となるのが、清川さんが絵を手掛けた絵本を著名人たちが朗読する「オンライン絵本」だ。

 「物語」が大事になってくる時代だと思います。オスカー・ワイルド作「幸せな王子」を読むのは、このチャンネルについて最初に相談し、賛同してくれた大島優子ちゃん。「かみさまはいる いない?」は、作者の谷川俊太郎さんに朗読をお願いしました。私のオリジナル絵本「ココちゃんとダンボールちゃん」などこれからも本を増やしていくつもりです。

 制作風景を捉えた映像も公開しました。幅5メートルを超える新作「inori」は故郷・淡路島から眺めた壮麗な朝日が題材。大好きな場所からの風景で、カンバスに写真をプリントし、絵の具と刺繍糸で仕上げました。当初は淡路で5月にお披露目のはずだったが延期に。夏か秋に公開できれば。

清川さんは幼い2児の母。育児や家事をこなしながら、オンラインで打ち合わせを重ね、公式チャンネルの準備を進めた。

 子どもらに、少しでも良い世界を残し見せてやりたい。それには、自分で作るしかないとも思っています。このチャンネルもそう。これからこのウイルスとどうつきあっていくのか、考えていかないといけない。(堀井正純)

【きよかわ・あさみ】1979年、南あわじ市生まれ。東京の文化服装学院で学びつつ読者モデルとして活躍。2001年にアーティストに転身した。代表作に「美女採集」シリーズなど。夫は彫刻家名和晃平さん。

2020/5/19
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