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香港の宝飾展に出展した神戸の業者のブースで、真珠に見入るバイヤーたち=2018年9月(神戸真珠輸出促進協議会提供) 真珠を1粒ずつ選別して加工する作業=神戸市中央区加納町2、水木真珠
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香港の宝飾展に出展した神戸の業者のブースで、真珠に見入るバイヤーたち=2018年9月(神戸真珠輸出促進協議会提供)

真珠を1粒ずつ選別して加工する作業=神戸市中央区加納町2、水木真珠

  • 香港の宝飾展に出展した神戸の業者のブースで、真珠に見入るバイヤーたち=2018年9月(神戸真珠輸出促進協議会提供)
  • 真珠を1粒ずつ選別して加工する作業=神戸市中央区加納町2、水木真珠

香港の宝飾展に出展した神戸の業者のブースで、真珠に見入るバイヤーたち=2018年9月(神戸真珠輸出促進協議会提供) 真珠を1粒ずつ選別して加工する作業=神戸市中央区加納町2、水木真珠

香港の宝飾展に出展した神戸の業者のブースで、真珠に見入るバイヤーたち=2018年9月(神戸真珠輸出促進協議会提供)

真珠を1粒ずつ選別して加工する作業=神戸市中央区加納町2、水木真珠

  • 香港の宝飾展に出展した神戸の業者のブースで、真珠に見入るバイヤーたち=2018年9月(神戸真珠輸出促進協議会提供)
  • 真珠を1粒ずつ選別して加工する作業=神戸市中央区加納町2、水木真珠

 新型コロナウイルスの感染拡大で、神戸の真珠業界が苦境に立っている。主な販売機会である香港の宝飾展が相次いで延期になっているためだ。参加者は現物のサイズや光沢の美しさなどの品質を対面で確認しながら商談しており、渡航できない影響は大きい。真珠を養殖するアコヤガイの大量死で昨夏から不安が広がっていただけに、「業界は小規模事業者が多く、倒産の多発が心配だ」と関係者は危機感を強める。(森 信弘)

 神戸の真珠業界は、世界で流通する海水産真珠の約7割を扱う。三重、オーストラリア、タヒチなどで養殖された真珠を、約220の関連業者が長年培ってきた技術で選別・加工し、主に半製品を海外などに卸している。

 近年は欧米市場が縮小する一方、中国市場の存在感が高まっている。香港は真珠貿易で中国との中継基地になっており、神戸の業者らは現地の宝飾展に2007年から本格的に出展してきた。年4回参加しており、18年3月の売り上げは過去最高となる115億円に上った。

 だが、19年は香港で逃亡犯条例改正案に反対するデモが発生。中国本土のバイヤーが宝飾展に参加できなくなり、同年6月の宝飾展は前年同期比3割減り、同年9月は半分の約50億円まで落ち込んだ。挽回を期した今年はコロナ禍に見舞われ、3月と6月は、それぞれ8月と11月に延期を余儀なくされた。

■輸出完全停止

 神戸市中央区の真珠業者は3、4月の売り上げが前年同月比でいずれも約9割減った。「輸出が完全に止まってしまい、経験したことのない厳しさだ。売れないのに固定費ばかり出ていく」とため息をつく。

 真珠加工貿易業の水木真珠(神戸市中央区)も無利子の融資などで当面をしのぐ。香港一極集中を懸念し、神戸の同業者とつくる団体で9月にイタリアで展示会を開く準備をしてきたが、コロナ禍は欧州にも及び、今は中断している。尾川議顕(よしあき)社長(73)は「本当に大変だが、何とか社員の雇用と真珠産業を守らなければ」と力を込める。

 日本真珠輸出組合(神戸市中央区)の内海芳宏専務理事(53)は「神戸の業者の約8割が従業員10人以下で、経営体力が弱い」と指摘。「神戸は、世界中に真珠を供給する義務がある。今年初めから収入が全くない業者も多く、行政には一層の支援をお願いしたい」と訴える。

2020/5/20
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