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 在宅医療を支える神戸市内の訪問看護ステーションについて、北須磨訪問看護・リハビリセンター(同市須磨区)が新型コロナウイルスの影響を緊急調査したところ、95%が「対策の取り決め(マニュアル)、感染予防装備、人的体制が整っていない」と回答した。マスク、ガウン、ゴーグルといった防護具は36%が「在庫がない」とし、深刻な状況が浮き彫りになった。(中部 剛)

 4月10~21日、同センターの藤田愛所長が204カ所を対象に実施し、119カ所が回答。神戸市看護大が分析協力した。

 感染者や感染疑いのある患者宅を訪問する際の対策を質問。「対策の取り決め、感染予防装備、人的体制ができていますか」の問いに、「できていない」113人に対し、「できている」と回答したのはわずか6人(5%)だった。

 困っている事柄についても尋ねたところ、90%が「感染予防のための物品などが入手できない」とし、36%が「感染疑いのある発熱や症状のある方への訪問時の感染予防対応が分からない」とした。

 不安感を抱く訪問看護師が多く、「緊張感が強く、精神的に安定しない」の回答は45%だった。調査に対する自由記載には「感染疑いのある患者の訪問は不安が強い。防護具もないのでPCR検査を受けさせてほしい」「スタッフが感染し、事務所が閉鎖された場合、どこに訪問看護を依頼すればいいのか」といった深刻な悩みが記されていた。

 クラウドファンディングで購入された約5万6千枚のマスクの寄付があり、14日に同センターから市内の各訪問看護ステーションに発送した。感染者が相次いだ4月に比べると落ち着いてきたというものの、防護具不足の不安は拭えていない。

     ◇     ◇

■神戸市内訪問看護ステーション実態調査(自由記載から)

・ゴーグル0、布マスクで対応中。アルコール在庫なし

・スタッフが訪問することそのものに不安

・医療者の子どもを保育所が預かってくれない

・利用者の発熱時、主治医がすぐに対応しない

・先が見えない恐怖と闘っている

・訪問先からウイルスの持ち込みを心配され、利用を休止・中止したいという方が複数おり、経営が厳しい

・1人感染者がでると全員濃厚接触者になってしまう。そのときの対応には不安

2020/5/21
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