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持ち帰り用の「牛かつめし」を用意する森本雅子さん。開業時期の問題で十分な公的支援が受けられず、苦しい経営が続く=姫路市八家 神戸新聞NEXT
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持ち帰り用の「牛かつめし」を用意する森本雅子さん。開業時期の問題で十分な公的支援が受けられず、苦しい経営が続く=姫路市八家

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 新型コロナウイルスで経営が圧迫された中小企業や個人事業主に支給される国の「持続化給付金」。当初、コロナ禍の直前にオープンした飲食店は対象から外れていたが、救済を求める声の高まりを受け、1~3月に開店した店舗も支援を受けられることになった。ただ、申請ができるのは今月中旬以降。新規開業ゆえ常連客はまだ少なく、日々の資金繰りにも困る店主らは「いつまで厳しい局面が続くのか」と頭を抱える。(井沢泰斗、末永陽子)

 姫路市八家の洋食店「Rukka(ルッカ)」がオープンしたのは、感染が拡大する直前の3月4日だった。かつて隣の高砂市で焼き肉店を営んでいた店主の森本雅子さん(52)は、前職で培った和牛の仕入れルートを生かし、地元姫路で新たな挑戦をするつもりだった。

 緊急事態宣言が出たのは1カ月後の4月7日。客足は激減し、1日の売り上げが3千円の日も。時短営業を続けながら支援制度を探したが、開業日がネックになった。

 持続化給付金の支給条件は当初、今年1月以降の事業収入が「前年同月比」で半減した月があることだった。このため、森本さんのように前年とは比べようのない新規事業者は対象外に。県などの経営継続支援金(休業支援金)も3月1日までの開業が対象だった。日本政策金融公庫の特別貸し付けも「開業後3カ月以上」の要件に当てはまらず、断念した。

 申請できたのは姫路市が時短営業の飲食店に支給する協力支援金(10万円)のみ。困り果てていた5月下旬、持続化給付金の対象拡大が発表されたが、これで不安解消とはいかない。

 申請が可能になるのは早くても6月中旬以降で、振り込みはさらに先。弁当の販売でどうにかしのぐが、休業要請の解除後も客足は戻らず、時短営業を続けている。

 「給付金をもらえる可能性が出てきたのは助かるが、既に申請した知人の経営者もなかなか振り込まれないと嘆いていた」と森本さん。「少しでも早く対応してほしい」と焦りをにじませる。

     ◇     ◇

 二重、三重の打撃を受けた店舗もある。4月7日の宣言発令直後にオープンした兵庫県内のすし店。真新しいカウンター席の前で、男性店主は表情を曇らせた。

 1年以上前から、1月オープンを目指して準備を進めてきた。だが、東京五輪の建設ラッシュに伴う人手不足の後、新型コロナの影響で店の備品が不足し、開業は4月にずれ込んだ。

 支給条件が緩和された国の持続化給付金や県の休業支援金の対象からも漏れ、開業資金の借金や家賃が重くのしかかる。

 持ち帰りメニューを増やすなど工夫を凝らすが、ネタの仕入れ資金を調達するために借金を重ねる日々。「踏んだり蹴ったり。怒りや悔しさをどこにぶつけたらいいのか」とつぶやいた。

2020/6/7
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