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マラソン大会を開く予定だった海岸沿いの遊歩道で、イベント業者への支援を訴える六反国男さん=神戸市中央区脇浜海岸通1
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マラソン大会を開く予定だった海岸沿いの遊歩道で、イベント業者への支援を訴える六反国男さん=神戸市中央区脇浜海岸通1

マラソン大会を開く予定だった海岸沿いの遊歩道で、イベント業者への支援を訴える六反国男さん=神戸市中央区脇浜海岸通1

マラソン大会を開く予定だった海岸沿いの遊歩道で、イベント業者への支援を訴える六反国男さん=神戸市中央区脇浜海岸通1

 新型コロナウイルスの感染拡大でイベント中止が相次ぎ、関連の業者から悲鳴が上がっている。兵庫県は、感染防止のための休業要請に協力し、売り上げが半減した事業者に支援金を給付するが、イベント事業者は対象外。緊急事態宣言が解除された後も、第2波を警戒する中でイベント開催の動きは鈍く、資金繰りへの不安が日々募っている。(森 信弘)

 マラソン大会の企画運営会社を経営する六反(ろくたん)国男さん(49)=三田市=は全国各地で平均月1回程度、参加者千人以下の規模で大会を開いてきた。新型コロナの感染拡大で、3~5月分はいずれも中止し、出場予定者に参加料を返金した。

 ◆蓄え取り崩ししのぐ

 その間、六反さんは事実上の無収入に。国の「持続化給付金」を申請したが、まだ届いておらず、蓄えを取り崩してしのぐ。

 県は4月、休業要請に協力した中小企業に、最大100万円を支給する制度を設けた。6月、さらに同30万円上乗せしたが、イベント中止の影響を受けた企画運営や設営、司会などの業者は対象外だ。

 県災害対策課は「感染拡大の恐れがある集客施設が対象で、業種・業態で判断していない」と説明する。だが、国や県のイベント自粛要請に従ってきた六反さんは釈然としない。「10月には大会を開きたいが、参加者が集まるかどうか」と不安は尽きない。

 ◆売り上げ90%減も

 各地の自治体が開くマラソン大会で、選手のタイムを計測する播磨地域のある企業も、3月以降の売り上げがほぼない状態だ。秋以降の大会も次々と中止が決まり、社長の男性は「年が明けてから開かれるとしても規模は縮小されそうで、利益が減る」とこぼす。

 イベントの会場設営などを手掛けるディスプレイミワボシ(神戸市兵庫区)も、2月後半から大きな仕事がなくなった。4月の売り上げは前年同月比で75%減。5、6月は90%減の見込みという。

 緊急事態宣言の解除を受け、県はイベントの自粛要請を緩和。19日からは屋外の目安を「千人以下、かつ人との距離を十分に確保」とし、今後も段階的に緩める。

 日本陸上競技連盟も、マラソン大会開催の指針を6月下旬に公表する予定だが、六反さんは「大会の準備をしても第2波が来て中止になれば、また赤字になる。行政は芸術家や文化行事への支援だけでなく、スポーツなどの一般イベントに携わる事業者にも手を差し伸べてほしい」と話す。

2020/6/19
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