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間仕切りを設置したオフィスの予測。高さ1・2メートルでは飛沫が向かい側の席まで広がっている(提供=理研、豊橋技科大。協力=京工繊大、阪大) 高さ1・4メートルの場合(提供:理研・豊橋技科大、協力:京工繊大、阪大) 神戸新聞NEXT
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間仕切りを設置したオフィスの予測。高さ1・2メートルでは飛沫が向かい側の席まで広がっている(提供=理研、豊橋技科大。協力=京工繊大、阪大)

高さ1・4メートルの場合(提供:理研・豊橋技科大、協力:京工繊大、阪大)

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高さ1・4メートルの場合(提供:理研・豊橋技科大、協力:京工繊大、阪大)

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 新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立てるため、スーパーコンピューター「富岳」を使って、せきなどの飛沫経路シミュレーション(予測)をしている理化学研究所(理研)などは24日、中間報告を行った。素材の異なるマスクの性能を比較した結果、手作り布マスクでも、排出ウイルスの7~8割程度を抑え込む飛沫拡散防止効果があるとした。(上杉順子)

 富岳は神戸・ポートアイランドに整備中で、2021年度に本格運用が始まる。同シミュレーションは、理研が富岳を優先提供するコロナ関連研究の一環。理研計算科学研究センターの坪倉誠チームリーダー(神戸大教授)らがさまざまな状況の飛散予測をしている。

 今回の中間報告は6月に続き2度目。マスクの性能比較のほか、4床の病室や学校の教室、2千人収容のホールといった屋内の効果的な換気、感染リスクの低減対策も公表した。

 不織布マスクと手作り布マスク(ポリエステル、綿)で、せきをした際の飛沫の広がりを計算して比較した。布マスクのポリエステルはシーツ、綿はTシャツの生地をそれぞれ重ねずに縫製すると想定した。

 不織布は性能が高いが、隙間からの漏れは多めという結果に。布マスクは不織布より少し劣るものの、ポリエステルで約8割、綿でも約7割の飛沫をキャッチした。マスクを着けると、飛沫の取り込みが、マスクがない場合の7割程度に抑えられることも分かった。坪倉教授は「マスクはどんな素材でも着けることが大事。自分を守る上でも非常に効果がある」とした。

 一方、屋内対策では、一定の換気がされた空間は、エアコンの併用で早く空気が入れ替わる▽教室で窓や扉を対角に開けると、エアコンの効率をあまり落とさずに換気できる-とした。

 オフィスなどの間仕切りは、床から1・4メートル程度(座った人の頭より上)の高さが最適で、高過ぎても局所的に換気の悪い場所ができ、逆効果になると指摘した。ホールは舞台と客席を2~3メートル離し、客席の間隔を空けるなど、既に行われている対策が有効という。

2020/8/24
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