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車内で芸人のトークを楽しむ「よしもとドライブインシアター」。駐車場からパッシングなどの反応で盛り上がった=大阪府吹田市、万博記念公園 車内の客に体温チェックも=大阪府茨木市、イオンモール茨木
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車内で芸人のトークを楽しむ「よしもとドライブインシアター」。駐車場からパッシングなどの反応で盛り上がった=大阪府吹田市、万博記念公園

車内の客に体温チェックも=大阪府茨木市、イオンモール茨木

  • 車内で芸人のトークを楽しむ「よしもとドライブインシアター」。駐車場からパッシングなどの反応で盛り上がった=大阪府吹田市、万博記念公園
  • 車内の客に体温チェックも=大阪府茨木市、イオンモール茨木

車内で芸人のトークを楽しむ「よしもとドライブインシアター」。駐車場からパッシングなどの反応で盛り上がった=大阪府吹田市、万博記念公園 車内の客に体温チェックも=大阪府茨木市、イオンモール茨木

車内で芸人のトークを楽しむ「よしもとドライブインシアター」。駐車場からパッシングなどの反応で盛り上がった=大阪府吹田市、万博記念公園

車内の客に体温チェックも=大阪府茨木市、イオンモール茨木

  • 車内で芸人のトークを楽しむ「よしもとドライブインシアター」。駐車場からパッシングなどの反応で盛り上がった=大阪府吹田市、万博記念公園
  • 車内の客に体温チェックも=大阪府茨木市、イオンモール茨木

 コロナ禍で3密回避が求められる中、車に乗ったまま映画や舞台を楽しむスタイルが注目されている。かつて流行した「ドライブインシアター」の手法が、音楽ライブや漫才、スポーツに拡大。子ども連れの家族からは「車なら騒いでも安心」との声も。春以降、収益がどん底になったエンタメ界の救世主となるか。(金井恒幸)

 8月2日夕方、大阪府吹田市の万博記念公園の特設会場に、乗用車約160台が集まった。開かれたのは「よしもとドライブインシアター」。ステージ上の芸人の動きはスクリーンに映され、音声は車内のFMラジオで聞く。

 初日は、進行役を含め7組が登場。漫才コンビ「藤崎マーケット」は、「車が揺れるぐらい笑わせたい」と舞台へ。

 一見、静かな会場。それでも“受けた”証しに、観客らがヘッドライトを点滅させたり、ガラス越しに手を振ったり。2人は「ちゃんと聴いてくれてる」と喜んだ。

 中学2年の長女が漫才コンビ「和牛」のファンという吹田市の40代の夫婦は、2歳の長男も連れて来た。「劇場に行くのは心配なので、こういう機会は貴重。小さい子どもがいても、気兼ねなく過ごせるのもいい」

 吉本興業は3月に公演を中止。無観客の有料配信や、芸人の「自宅劇場」を届けた。6月以降は公演を順次再開したが、漫才はアクリル板を一時的に使用。模索が続く。

 一筋の光となったのがドライブインシアター。9、10月は漫才のほか、芸人が解説する映画会や音楽ライブを予定する。吉本興業大阪プロモーションセンターの進藤さやかさん(24)は「8月の漫才は連日完売。感染を予防しながらライブを見たいとのニーズを感じる」と手応えをつかむ。

     ◇

 ぴあ総研は5月、エンタメ業界の損失額を予測。2月から来年1月までの音楽や演劇公演、スポーツなどの試合中止、延期による損失額は計6900億円に上る。観客数を5千人までとする制限も9月末まで延期された。苦境が続く中、車での観賞に注目が集まる。

 スポーツでも、サッカーJリーグ1部(J1)の試合を観戦する「ドライブインパブリックビューイング」が7月、イオンモール神戸南(神戸市兵庫区)で開かれた。

 また、音楽や映像、フォーラムなどの複合イベント「078KOBE」は9月5日、車内からも楽しめるように設定。神戸・メリケンパーク(同市中央区)に、車30台分のスペースを用意した。

 前評判も上々で、すでに申し込みは締め切った。事務局は「車内のほか、距離を確保した椅子席など、複数の選択肢を準備した。安心して楽しめるイベントにしたい」とする。

■劇場再開、イオンが駐車場で上映会

 ドライブインシアターの元祖・映画。1980~90年代、デートコースとしても親しまれたが、シネコンの普及もあり衰退した。それが、コロナ禍で“復活”の兆しを見せる。

 兵庫県を含む35都道府県に国内最多の92劇場を運営する「イオンエンターテイメント」(東京)。緊急事態宣言を受け4月18日から劇場を休業した。6月から全面再開したものの、観客の不安はぬぐい切れない。

 そこで目を付けたのが、直営のイオンシネマに隣接するショッピングセンターの駐車場。映像は建物の壁に映し出し、車内から観賞する方法だ。

 7月末、全国10カ所で先行的に行ったところ、「家族だけでゆったりできた」と好評。8月には家族向けに、アニメやキャラクターものを中心に上映した。代金は1台3千円。客の検温も行った。買い物や食事を兼ねて訪れる人も多かったという。

 8月19日は大阪府茨木市のイオンモール茨木でミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」を上映し、30台分が完売。昼間は画面が見えにくいため、日没後に上映する。同社劇場運営事業部の清水直樹さん(41)は「秋の夜長、親しい人同士でリラックスして映画を楽しむスタイルが定着すれば」と期待した。

2020/9/5
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