連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

ニュース

  • 印刷
キャンパスに入る際に消毒や検温を呼び掛ける看板=神戸市東灘区岡本8、甲南大学(撮影・井上 駿)
拡大

キャンパスに入る際に消毒や検温を呼び掛ける看板=神戸市東灘区岡本8、甲南大学(撮影・井上 駿)

キャンパスに入る際に消毒や検温を呼び掛ける看板=神戸市東灘区岡本8、甲南大学(撮影・井上 駿)

キャンパスに入る際に消毒や検温を呼び掛ける看板=神戸市東灘区岡本8、甲南大学(撮影・井上 駿)

 新型コロナウイルスの感染拡大で多くの大学が原則キャンパスへの立ち入りを禁じ、オンラインでの授業を続けている。特に、1年生は入学後ほとんどキャンパスに足を運んでおらず、兵庫県内から首都圏の大学に進学した男女は下宿もままならないまま、県内の自宅にとどまり孤独と不安を募らせる。収束が見通せない中、少人数限定で対面授業を認めるなど、知恵を絞る大学も出てきた。(井上 駿、太中麻美、斉藤絵美)

 小中学校や高校は休校措置が解除されたが、大学はウェブ会議システムを活用した遠隔授業などが継続している。兵庫県内では3月以降、相次いで大学生の入構を禁止し、授業をオンラインに切り替えた。

 東京都内にキャンパスがある上智大に入った男子学生(19)は、これまで宝塚市の自宅でオンライン授業を受け続けた。同じ学科の仲間とツイッターでやりとりするが会ったことはなく、「都内に住む学生同士は会っているよう。寂しい」と孤立感を深める。

 一部の授業は対面が再開されるため、9月中にも上京を予定する。「早くキャンパスライフを送りたい」と楽しみにする。

 「東京で楽しむはずだったのに…。なんでこんなことに」。豊岡市出身で、中央大1年の女子学生(18)は声を落とした。

 3月下旬に東京都八王子市の下宿先に生活用品や服を送った直後、都内で感染者が増えたため、上京を取りやめた。「一時は着る服もなかった」と振り返る。

 教科書を取り寄せ、オンラインで授業に臨む。「課題が多くてアルバイトもできなかった。月7万円弱の家賃は払い続けている。見通しが分からないので解約もできない」。秋からも授業はオンラインが中心のため、上京しないつもりだ。

 一方、毎年春に500~600件ほどの下宿先を紹介する関西学院大生活協同組合(西宮市)によると、オンライン授業が始まった後も賃貸契約の解約はほぼなかったという。担当者は「今後が定かでない中、身動きが取れないのでは」と推測する。

 関西学院大は9月23日からの秋学期もオンライン授業を続ける。ゼミや実験、教職の資格に関する授業など一部は対面を認め、学生はキャンパス3カ所に通学できるようにする。

 9月25日から後期が始まる甲南大は、10月15日までは基本的にオンライン授業とする。この間に履修登録状況を踏まえ、オンラインにするか対面授業にするか、両方を併せたハイブリッド型にするかを決める。

 神戸大は「帰省している学生もいる。帰省先の状況も絡むので判断は難しい」とし、新学期の10月以降もオンライン中心は変わらないという。

 兵庫県立大は10月1日からの後期授業で、対面を軸に授業形態を考える。

2020/9/12
1  2  3  4  5  >

天気(10月31日)

  • 20℃
  • 12℃
  • 10%

  • 19℃
  • 9℃
  • 10%

  • 21℃
  • 10℃
  • 0%

  • 21℃
  • 9℃
  • 10%

お知らせ