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姫路市飾磨区の構地区で新調された白木屋台の完成を祝った入魂式。感染対策として一度に見学できる人数が制限された=20日、同市飾磨区構
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姫路市飾磨区の構地区で新調された白木屋台の完成を祝った入魂式。感染対策として一度に見学できる人数が制限された=20日、同市飾磨区構

姫路市飾磨区の構地区で新調された白木屋台の完成を祝った入魂式。感染対策として一度に見学できる人数が制限された=20日、同市飾磨区構

姫路市飾磨区の構地区で新調された白木屋台の完成を祝った入魂式。感染対策として一度に見学できる人数が制限された=20日、同市飾磨区構

 「みこしを車で運ぶ」「神事はライブ中継」。新型コロナウイルスの影響が長引く中、各地の祭りの中には3密(密閉、密集、密接)回避の工夫を凝らすところも出てきた。「いま、できることを」。担い手たちが知恵を絞る。

 兵庫県内では今月20日、姫路市飾磨区の構地区で、新調された祭り屋台が披露された。密集を避けるため、今秋の屋台練りは自粛が決まったが、人数が制限された会場で住民らが自慢の白木屋台を見上げ、来年の開催に思いを寄せた。

 例年5月に開催され、東京の初夏の風物詩とされる浅草神社の「三社祭」はコロナの感染拡大を受け、今年は10月17、18日に開催。芸妓(げいぎ)衆らによる華やかな大行列や町会のみこし約100基が繰り出す「町みこし」は中止したが、神社の御神霊(おみたま)をみこしに乗せ、各町会を回る「宮みこし」は人が担ぐのではなく、御用車(トラック)で運ぶ方法で実施する。密を避けるため、宮みこしのルートは非公表。見物人が滞留しないよう注意を呼び掛ける。

 国内屈指の酒どころとして知られる西条(広島県東広島市)の「酒まつり」は約千銘柄が楽しめる「酒ひろば」や酒蔵開放をやめ、オンライン開催に切り替えた。10月10、11日には、ユーチューブで神事を中継し、「酒場詩人」吉田類さんの対談動画も配信する。徳森和芳実行委員長は「中止するのは簡単だが、新しいスタイルに挑戦することで、新たなつながりが生まれれば」と広がりを期待する。

 北九州市で例年8月に開催される「わっしょい百万夏まつり」は、コロナ感染拡大の収束のめどが立たないことから、今年は11月14日にオンラインで開催。市民ら約200人がビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って、いっせいに「百万踊り」を披露する。

     ◇     ◇

■「けんか祭り」激しい練り、感染防止困難

 数々の「祭りどころ」がある兵庫県では、新型コロナウイルスのため、各地の秋祭りが軒並み縮小や中止に追い込まれている。全国に名が知られる姫路市の「灘のけんか祭り」は、勇壮な屋台練りなどの自粛を決定済み。激しい体のぶつけ合いがあり、3密を避けるのは困難なのが実情だ。

 播磨地域のシンボルとも言える秋祭りは、多くが神事のみの開催となる見通し。県重要無形民俗文化財指定で、けんか祭りと呼ばれる松原八幡神社の秋季例大祭(10月14、15日)は約30年ぶりに屋台練りの自粛を決めた。

 魚吹(うすき)八幡神社(姫路市)も毎年10月21、22日に開く秋季例祭の名物「提灯(ちょうちん)練り」が中止に。提灯をぶつけ合う男衆の所作は感染リスクがあると判断された。

 今月21、22日にあった西宮神社(西宮市)の「西宮まつり」では、船上で海の安全を祈願する神事「海上渡御」で船の数を減らし、神職と祭典関係者のみで挙行した。同神社の吉井良迪禰宜(よしみちねぎ)は「にぎわいを出す行事は中止せざるを得なかった」と振り返る。

 一方、国際的に活躍する劇団などが豊岡市内で公演し、今月22日に閉幕した「豊岡演劇祭」は、出演者に原則PCR検査を行うなどして開催された。全国から延べ約2800人の観客が訪れて盛況を博し、劇作家でフェスティバルディレクターの平田オリザさんは「手探りだったが、この状況下で考え得る最も成功した形だった」と語った。(金 旻革、伊田雄馬)

2020/9/24
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