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「心のケアで大切なのは、つらい人が『1人じゃない』と思えること」と話す村上典子医師=神戸市中央区 神戸新聞NEXT 神戸新聞NEXT
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「心のケアで大切なのは、つらい人が『1人じゃない』と思えること」と話す村上典子医師=神戸市中央区

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 コロナ禍で自死が増える中、神戸赤十字病院(神戸市中央区脇浜海岸通1)の心療内科部長で、阪神・淡路大震災の被災者や自死遺族のケアなどに関わってきた村上典子医師(57)に、つらい気持ちとの向き合い方を聞いた。

     ◇

 コロナ禍は、感染の不安、外出できないストレス、人間関係のストレスなど…、しんどいことがたくさんあります。まず伝えたいのは、弱音をはくことは恥ずかしいことじゃない、ということ。「助けて」と、SOSを出していい。こんなにもつらい状況なのだから。

 コロナ禍は、自然災害と似ていると思います。ある時から、皆が一斉にしんどい状況に置かれる▽恐怖、不安をあおられる▽社会生活も大きく影響を受ける-など。そういう意味で、阪神・淡路などの被災地で行われてきた心のケアの考え方が役に立つと思います。

 心のケアで大切なのは、つらい人が「1人じゃない」と思えること。それで少し、気持ちが楽になることがあります。今なら、会えなくてもビデオ通話がある。顔を見ながら話すのは安心感につながります。

 1人で考えていると、同じ所をぐるぐると回って、ネガティブになるばかり。話すことで、ネガティブなループから抜け出せたり、悩みが客観視できたり、心の重荷を少し下ろせたりすることがあります。

 ただ、聞く側には注意が必要です。被災地でも言われましたが、「頑張って」などの言葉は、相手がつらいと感じることがあります。話を聞いて、まずは受け止めるようにしてください。

 そして、身近な人以外にも、心療内科医や精神科医、「いのちの電話」など、気持ちを受け止める先はたくさんあります。

 著名人の自死が続き、つらい気持ちになっている人が少なくないと思います。そんな中、周囲に自死遺族がいると想像してほしいです。自死遺族は周囲に隠していることが多いので、あなたが知らないだけかもしれません。自死のニュースに対し「周りの人はどうして気付かなかった?」「子どもがいるのになぜ」などの発言は、深く傷つく人がいることを知ってほしいです。(聞き手・中島摩子)

2020/10/6
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