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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、神戸大学病院職員と医学部生のメンタルヘルスをアンケートしたところ、3割超の職員、5割超の学生で中等度以上の不安状態が確認されたことが分かった。緊急事態宣言の全国解除後から流行曲線が二つ目の山を描き始めた5~7月の時期の調査で、新型コロナ対策の長期化による心理的な負荷が明らかになった。

 不調を抱える個人の早期支援を目的に、5月下旬に学部生637人、6月下旬から7月末にかけ職員(医師、看護師、コメディカルスタッフ、事務など)3189人にオンラインで実施。医学生全員と職員893人から回答を得た。

 抑うつ状態の評価尺度PHQ9と、自身の不安状態を測定するSTAIの2種類の心理検査で、精神疲労や不眠などを質問。回答に応じた合計点でメンタル状態を判断した。PHQ9は10点以上を中等度、20点以上を重度と位置づけ、STAIは40点以上を中等度、50点以上を重度とした。

 職員は、PHQ9は中等度13・5%、重度7・2%、STAIは中等度34・4%、重度2・1%。2割にうつ症状がみられ、3割に強い不安がうかがえた。男女、職種で大きな差はなく、臨床現場に直接関わらない職種の人も高い不安を抱えていた。

 授業がリモートになるなど生活への影響が多大だった学部生の場合、PHQ9は中等度6・4%、重度1・9%だったが、STAIが中等度50・7%、重度5・7%と著しく高かった。

 分析した神戸大大学院医学研究科の青山慎介准教授(精神医学)は「うつや不安を感じること自体は正常な反応とも言え、過度に心配する必要はないが、長引いたり、苦痛が続いたりする場合は援助が必要。長期化に伴い、無気力や意欲低下などの症状にシフトしている現状が懸念される」としている。(竹内 章)

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2020/10/9
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