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取材に応じる座長の荒川創一・神戸大大学院客員教授=18日夜、兵庫県庁(撮影・大森 武)
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取材に応じる座長の荒川創一・神戸大大学院客員教授=18日夜、兵庫県庁(撮影・大森 武)

取材に応じる座長の荒川創一・神戸大大学院客員教授=18日夜、兵庫県庁(撮影・大森 武)

取材に応じる座長の荒川創一・神戸大大学院客員教授=18日夜、兵庫県庁(撮影・大森 武)

 兵庫県は18日、有識者や医療、行政関係者でつくる「新型コロナウイルス感染症対策協議会」の第7回会合を開いた。終了後、座長の荒川創一・神戸大大学院客員教授が取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

 -協議会で議論された内容について。

 「主に医療サイドからの認識してもらいたいことを提言した。県民一人一人に基本的な感染防止のポイントを押さえてもらうことが大事だ。マスク、手洗いをして、3密はできる限り避ける。もう一度基本に返り、十分に認識、実践してほしい」

 「医療のインフラ、マンパワーも十分なものではなく、逼迫(ひっぱく)しかねないことを、県民の皆さんに分かってもらい、一人一人が防止対策に考慮した日常を送ってもらうことを、今一度提言し直すことがポイント」

 「兵庫県の場合、(患者用の)ベッドはたくさん用意され、500床から増やして650床、700床を運用するよう努めている。医療体制は万全に進めていると言いたいが、この疾患は急に症状が悪化することがあり、特に高齢者は重症化しやすく、管理が難しい」

 -医療現場からの不安要素はあるのか。県が掲げる自宅療養ゼロ方針に対する異論は。

 「この疾患は、医療者がフルで個人防護具を使い、入院患者のお世話をするので、ストレスがかかる。感染者が増えればそれが積み重なる。兵庫では陽性者は医療機関に入るか、無症状なら医師の判断で宿泊施設に入る。だが数が増えれば宿泊施設のケアのスタッフも忙しくなり、トータルの医療面での負荷が大きくなってくる」

 「第1波でも議論したが、新型コロナの方に医療者の時間、医療資源も取られるために、特に救急や心臓の疾患など、その他の人に対し、十分に救急医療体制が堅持できるか。感染者が増えることで、救急やがん、一般の診療が圧迫され、十分に対応できなくなってはいけない。コロナ診療と一般診療を並立しないといけない。そのため、県民一人一人が感染防止をすることに尽きる」

 -行動制限を求める意見はあったのか。

 「そこまで議論は進まなかったが、私の意見では、十分注意して会食してほしい。政府の分科会でも提案されている通り、食事する場合、食べる、飲む以外のときはマスクをして、配慮することで予防できる。常にコロナを意識して行動することで、特段社会活動を制限することは必要ではなくなる」

 -県内も「第3波」という認識か。

 「第2波が収束しかかるところで収束せず、第2波の延長で増えてきた。第3波と言ってもいいかもしれない。背景には、普段の感染防止対策でちょっとした気の緩みが、ある程度重なっていることがある。この疾患は感染防止対策を多くの人がこぞってすることで防げる」

 -100人以上が2日続いたが、今後何日続くとマンパワーを含めて厳しいのか。県内の状況分析は。

 「ここ1、2週間が重要な時期。今が一つの分岐点になるかもしれない。平行線、下降線にもっていけたらいい。なんとか皆さんの留意で増えないようにしてほしい。時節柄寒くなるので、余計に換気が難しくなり、年末年始が来るので増え続ける状況は好ましくない。12月前半までに、なんとか数が伸びないような状況にもっていきたい」

2020/11/18
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