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神戸市内の急病診療所の待合室は、ガラスで発熱患者などが入るエリアを囲み、簡易な陰圧装置を設置した=神戸市中央区橘通4
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神戸市内の急病診療所の待合室は、ガラスで発熱患者などが入るエリアを囲み、簡易な陰圧装置を設置した=神戸市中央区橘通4

神戸市内の急病診療所の待合室は、ガラスで発熱患者などが入るエリアを囲み、簡易な陰圧装置を設置した=神戸市中央区橘通4

神戸市内の急病診療所の待合室は、ガラスで発熱患者などが入るエリアを囲み、簡易な陰圧装置を設置した=神戸市中央区橘通4

 兵庫県内の一部の急病診療所が年末年始、待合室の「密」などによる新型コロナウイルス感染を避けるため、事前予約制にするなどし、大幅に診察人数を制限することが各医師会への取材で分かった。神戸市医師会や西宮市医師会は、一部で既に予約制を始めた。各医師会は、急病診療所で受診できない患者の受け皿として、地域の医療機関に協力を要請しているが、発熱患者などへの対応を巡り現場で混乱が生じる恐れもある。(霍見真一郎)

 神戸市医師会は1日、急病診療所の内科・小児科・眼科について、ウェブと電話で予約するシステムを稼働させた。毎年正月には数時間待ちも生じるという同診療所。近藤誠宏副会長は「診察人数を絞り、発熱の有無で時間帯も分けた」と話す。内科の予約は15分おきに2人ずつまでとする。

 同市内には中央区、灘区、西区の三つの急病診療所があり、各施設とも「コロナ疑い」患者のエリアを明確に分けるなど対策を徹底。大みそかから正月三が日までは3施設で1日最大240人、4日間で計960人の内科患者が診察できる態勢を整えた。

 しかし直近3年間の平均では、この4日間の内科患者は3施設で計1600人超に上り、例年並みなら4割以上の患者があふれる計算になる。予約なしの来診者にはその場で予約を指示する方針といい、空きがなければ原則受診できない。

 今年はインフルエンザがいまだ流行しておらず、現時点で患者は少ないというが、同医師会は急病診療所で対応しきれない場合に備え、発熱患者を診察できる会員病院・診療所を募る緊急アンケートを始めた。

    ◇

 西宮市医師会も、発熱患者に限り、11月から予約制を導入。同市応急診療所の屋外に建てたコンテナハウス(診察室は2室)で、防護服姿の医師らが診察する。感染予防のために薬の処方や精算も同じ場所で行うことから、患者1人に20~30分を要するという。例年の年末年始は1日約300人の発熱患者を診察するが、今シーズンは最大50人しか診られない。同医師会は、市内の2次救急病院に協力してもらい、診察態勢を強化することを検討している。

    ◇

 「コロナ疑いの患者は原則診察しない方針」とするのは姫路市休日・夜間急病センター。同市によると、感染症用エリアは備えてあるが、通常の診察と並行して稼働するための医師や看護師の確保が難しいという。センターの内科・小児科には毎年、年末年始の4日間で計2千人以上の患者が来診するといい、センターで受診できない発熱患者が相当数に上る可能性がある。

 そのため市は、同市医師会に対してこの期間中、発熱外来を市内5カ所の医療機関で確保するよう要請。医師会は当番制を組む方針で、現時点で7割超の時間枠で担当病院・診療所が確保できたという。

 兵庫県医師会の空地顕一会長は「発熱などで受診する際は、まず地域の『発熱等受診・相談センター』に電話してほしい」とする。

【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

2020/12/21
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