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飲食店への時短要請などについて説明する兵庫県の井戸敏三知事=8日夕、兵庫県庁(撮影・後藤亮平)
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飲食店への時短要請などについて説明する兵庫県の井戸敏三知事=8日夕、兵庫県庁(撮影・後藤亮平)

飲食店への時短要請などについて説明する兵庫県の井戸敏三知事=8日夕、兵庫県庁(撮影・後藤亮平)

飲食店への時短要請などについて説明する兵庫県の井戸敏三知事=8日夕、兵庫県庁(撮影・後藤亮平)

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、大阪府、京都府とともに8日、政府に緊急事態宣言の再発令の要請を決めた兵庫県。井戸敏三知事が記者会見を開き、決定の理由などを説明した。主なやりとりは次の通り。(まとめ・井川朋宏)

 -感染者が300人近くに上る想定はあったか。

 「ここまで増える想定は全く考えてもいなかった。200人を超えたときから『え?』というのが実感だった。相当な危機意識を持って対応しなければならず、県民の皆さんも意識を共有してほしい」

 「特に、大したことがないと思っている若い人には、高齢者や基礎疾患のある人に重大な影響を及ぼすかもしれないと思って行動してほしい」

 -緊急事態宣言再発令の要請理由は。時短要請には慎重な姿勢だった。

 「規模は違うかもしれないが、首都圏と同様の(感染拡大の)動きを示している。急きょ7日に3府県で連絡を取った。大阪、京都が時短要請の延長をしたので、それに準じるのが適当だと考えた」

 「コロナ対策はもともと科学的分析に基づいていない。専門家は『接触を避ければいい』といっているだけで、それは当たり前。感染者数が急増し、県民の皆さんにある程度納得してもらえる状況を考え、大阪、京都の実情も勘案した」

 -飲食の場が感染拡大につながっているか。

 「ウイルスを持ち込む源はどこかというと、お酒を伴う飲食の場で、以前から非常に危険と強調してきた。エリアとしてクラスターが出ていないので、直ちに時間短縮の要請に至らなかった」

 「感染経路不明の患者は、多くは会社員か学生。マスクを外して長時間席を共にするのが飲食の場で、こうした大量発生の源を断つのが、時短要請の根拠だ。1番リスクが高い場面を重点的に攻めるのは王道ではないか」

 -要請は4市だが、伊丹市などほかの市は。

 「阪神間の代表選手を選んだ。この4市で県内の飲食店の55%程度を占めており、まずそこで対応して効果を見ようとした」

 -宣言の発令後は全県が対象になるか。

 「一義的には地域の実情に応じて県が決めることになっている。今の考えでは、地域差が随分とあるので、それを反映する対応をすべきではないか」

 -4市以外に広がる可能性は。

 「今は大阪、京都に準じている範囲。発令後は適用するエリアをもう1回検討する必要がある」

 -4市から市境をまたいで飲食店に行く恐れは。

 「ゼロとはいわないが少ないのではないか」

 -感染者の少ない但馬地域などの影響は。

 「前回の宣言時に随分議論があった課題で、単純に一律規制するのはどうか。効果と影響をてんびんにかけると、影響の方が大きかったというのが検証の結果だ」

 -宣言発令後、飲食店以外の対策は。

 「人がたくさん集まるイベントの開催、美術館や映画館などは一応検討対象に挙がっている。だが、現実に患者の発生例を聞かないので、費用対効果をしっかり検討する必要がある」

 「前回を検証した限りはオーバー規制になっていたことが随分あるのではないか。前回はパチンコ店に休業要請をお願いして非協力店の名前を公表したが、陽性者は出なかった。そうした実績を踏まえる必要がある」

 -宣言が発令されるのはいつぐらいとみているか。

 「来週後半ぐらいが一番早い時期。関東と関西で様相は少し違うのではといわれている。首都圏のように直ちに政府が対応することを期待しているが、時間が必要かもしれない」

 -各自治体が対応する成人式については。

 「主催者が独自に判断してもらうこと。成人式自体は密を避けて工夫できる。懸念するのは終わった後に出席者同士がどこかへ繰り出して、大人数で濃密な会食をすること。リスクが高くなるのでやめてほしい」

 -病床使用率が7割を超えてもこれまで時短要請をしなかった。

 「日本一の使用率だからと判断する必要はなく、要請の主な要因ではない。4日連続で200人以上、3日連続で過去最多を更新している事態をしっかり踏まえ、県民への協力を呼び掛けることにした。専門家も感染源は飲食だと強調しているので、飲食の場で接する機会を少しでも減らすよう協力を求めた」

 -病床使用率が高止まりしている。

 「病床をさらに増加すべきという意見はなかった。一般病床にしわ寄せが来つつあり、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞を発症しやすい時期で、しっかりバランスを取る必要がある。重症者病床は1床増やすだけでもスタッフの対応が必要なので、その使用率の推移をにらんで対応する」

 -自宅療養者ゼロの方針は変えないか。

 「基本的に変えない。受け入れ病院が窮屈になりつつあり、2、3日間自宅で待機するケースが増えている。できるだけこの期間を短縮したい」

【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

2021/1/8
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