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深夜の臨時病棟で重症患者のケアに当たる職員=2020年12月、市立医療センター中央市民病院(画像の一部を加工しています)
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深夜の臨時病棟で重症患者のケアに当たる職員=2020年12月、市立医療センター中央市民病院(画像の一部を加工しています)

深夜の臨時病棟で重症患者のケアに当たる職員=2020年12月、市立医療センター中央市民病院(画像の一部を加工しています)

深夜の臨時病棟で重症患者のケアに当たる職員=2020年12月、市立医療センター中央市民病院(画像の一部を加工しています)

 緊急事態宣言再発令から2週間が過ぎた1月下旬、兵庫県内の新型コロナウイルス重症者を主に受け入れる五つの基幹病院で、重症者用病床がほぼ満床状態となっていることが31日、各病院関係者への取材で分かった。一部では重症者の搬送依頼を断らざるを得ないケースも出始めたという。重症者の“最後のとりで”ともいうべきこれらの病院でも、限界が迫っている。(霍見真一郎)

 複数の関係者によると、県内の重症者は、院内感染防止と集中治療を両立させる観点から、環境が整っている県立尼崎総合医療センター(県立尼崎)=尼崎市▽兵庫医科大病院(兵庫医大)=西宮市▽神戸市立医療センター中央市民病院(神戸中央市民)=神戸市▽神戸大病院(神大)=同▽県立加古川医療センター(県立加古川)=加古川市-で主に受け入れている。

 各病院関係者によると、28日朝時点でこの5病院に重症者計65人が入院していた。県は、同日(午前0時時点)の重症者71人の入院先を明かしていないが、その大半が5病院に入院していたとみられる。

 兵庫医大と神大は満床で、県立尼崎と神戸中央市民、県立加古川の残り病床を足しても9床のみ。5病院の現時点での最大受け入れ可能数は74床で、その9割近くが埋まっていた。

 神戸中央市民は、コロナ臨時病棟と本館の感染症病棟で計42人の患者を受け入れていたが、重症者は、集中治療室扱いとなる臨時病棟(全33床)の29人だと回答した。臨時病棟のA病棟は、人工呼吸となった9人を含め、14床が満床に。中等症から重症者用のB病棟は、患者の平均的な重症度が上がったことへの対応のため、全22床から全19床に減らしているが、このうち15床が埋まった。感染症病棟は全13床が満床だった。

 県立尼崎は、最大受け入れ可能10床に対し8床が使用中。しかし残り2床も、院内の中等症病床にいる患者30人が重症化した場合に備え、あえて空けているのが実態だという。

 県立加古川も同様に、28日朝時点では3床空きがあったが、病床が空けば一両日中には埋まる状況が続いている。院内の軽症・中等症用病床には48人が入っているという。

 満床状態の兵庫医大関係者は、長期の人工呼吸管理が想定される高齢者を断らざるをえなかった経験を、苦しげに振り返る。満床の神大病院幹部は「正直、空床なんてどこにもないと思う」と話した。

 厳しい状況を踏まえ、5病院以外でも対策強化を図る病院もある。コロナ患者を受け入れる神戸市内の2次救急病院院長は「重症化した患者を転院させられない可能性が高まり、院内で人工呼吸器管理をする場合に備えた検討を始めた」と話している。

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2021/1/31
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