デブ猫

次はどんな冒険が待ってるかな? 4月29日に兵庫編第2弾スタート

2023/04/16 12:00

 昨年さくねん4~12がつ神戸新聞紙上こうべしんぶんしじょう連載れんさいされ、今月発売こんげつはつばい絵本えほん大好評だいこうひょう創作童話そうさくどうわ「かなしきデブねこちゃん マルのはじまりのかね」(ぶん早見和真はやみかずまさ・かのうかりん)の続編ぞくへん「マルの真夏まなつのプレゼント」が、いよいよ29にちからスタートします。前作ぜんさく最終回さいしゅうかいで「もっとひろ世界せかいてみたい」と兵庫ひょうご仲間なかまわかれをげたマル。つぎなる冒険ぼうけん舞台ぶたいは…またもや兵庫五国ひょうごごこく!?



第2シーズンのロゴ。マルのプレゼントって何かな? ヒントは絵の中に



 吾輩わがはいも“ネコ”である。名前なまえは、マル-。おなじみのフレーズではじまるだい2シーズンですが、われらが主人公しゅじんこうのマルくんはなぜか、西宮市にしのみやしのとあるいえねことなり、ぬくぬくとらしているではありませんか。


 「今頃いまごろはアメリカあたりを目指めざして太平洋たいへいよう航海こうかいしているはずでは?」「はなしちがうじゃないかっ」。おしかりはごもっともですが、これにはふかいわけがあるのです。


 外国行がいこくゆきのふねろうとしていたマルでしたが、ふとった公園こうえんで、自分じぶんによく体形たいけいおとこケンタと出会であいます。アンナや桜子さくらこのように、マルの言葉ことば理解りかいできるケンタとは、たちまち仲良なかよくなりました。「ボクのいえにおいでよ」。親友しんゆうとの生活せいかつは、すこぶる快適かいてきでした。



ぬくぬくと飼い猫生活を送っていたマルだったが…



 しかし、ケンタにはとてもおおきななやみがありました。じつはふとっていることを、学校がっこうでからかわれていたのです。「ボク、ホントに弱虫よわむしでダメなんだ…学校がっこうきたくない」。なみだながすケンタのため、マルはふるちます。



自分に似た体形の親友ケンタを励ますため、マルは新たな冒険へ!



 ふとっているのがずかしいなんてだれめたのか。外見がいけんをからかうほうがカッコわるい。自分じぶんあたまかんがえようよ…。愛媛編えひめへんふくめたこれまでの「デブねこちゃん」シリーズのなかでも、よりストレートで力強ちからづよいメッセージをつたえる作品さくひんになるでしょう。ぜひ家族かぞく友達ともだち一緒いっしょみ、みんなでかたうきっかけにしてください。



「マルの真夏のプレゼント」のイメージイラスト。今回も青いストールがキマってるね



 だい1シーズンでマルは兵庫県内ひょうごけんないの14市町しちょうたずねましたが、こんどの冒険ぼうけんではまだったことのないあたらしい土地とち目指めざ予定よてい。あなたのまちにもマルや仲間なかまたちがやってくるかも? これからも毎週土曜日まいしゅうどようび新聞しんぶんでおいしましょう。



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