2022/07/02 12:00
【これまでのあらすじ】 ネコのコザクラをさがして、兵庫県内(ひょうごけんない)を旅(たび)するマルは神戸(こうべ)、明石(あかし)、姫路(ひめじ)を経由(けいゆ)して、赤穂(あこう)の大石神社(おおいしじんじゃ)へ。魚(さかな)ドロボウの濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着(き)せられたタクミニャカミを救(すく)うため、赤穂(あこう)ニャン士(し)とともに書写山円教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)へ討(う)ち入(い)りに向(む)かうが、悪者(わるもの)のはずの吉良(きら)コウズケニャ介(すけ)が悲(かな)しそうに泣(な)いていた。
泣(な)いているコウズケニャ介(すけ)を見(み)て、オレは頭(あたま)が真(ま)っ白(しろ)になった。
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