【これまでのあらすじ】

　兵庫各地（ひょうごかくち）をめぐり、但馬（たじま）の香美町（かみちょう）でコザクラを見（み）つけたマル。桜子（さくらこ）の待（ま）つ神戸（こうべ）での再会（さいかい）を約束（やくそく）し、コザクラは城崎（きのさき）のマルコムも一緒（いっしょ）に来（く）るよう説得（せっとく）に向（む）かう。いっぽうのマルは、まちがって呼（よ）びだした丹波竜（たんばりゅう）のぴーちゃんの背中（せなか）に乗（の）り、丹波（たんば）の国（くに）へ。同（おな）じ三歳（さんさい）どうし、すっかり仲良（なかよ）くなって〈水分（みわか）れ公園（こうえん）〉で水遊（みずあそ）びを楽（たの）しんだのだった。

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